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突然ですが下に3つのギャンブルがあります。あなたならどれをやりますか?

写真は韓国のパチンコ店(2006.06.20撮影/ソウル新村)。

ハングル文字は、「成人パヂンゴゲームランド」と書いてあります。向こうの国の発音は「パヂンゴ」です(笑)。

中は真っ暗で怪しさ満載。ちなみに韓国では、2008年6月にパチンコは法律で禁止になっています。今では当然この店もない。はず。

こういうの、早いですお隣は。大統領命令一発なので。

 

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さて突然ですが、下に3つのギャンブルがあります、あなたならどれをやりますか?

サイコロが1つあります🎲

【1】偶数が出たら勝ち、奇数なら負け。
【2】1〜4が出たら勝ち、5・6なら負け。
【3】5・6が出たら勝ち、1〜4なら負け。

 

【1】の勝率は50%。やり続けても、結果的に勝ちも負けもしないので、時間が無駄になるだけです。私はやりません。もちろん誤差は出るでしょうが、勝率は限りなく50%に近づきプラマイゼロです。

【2】の勝率は66%。もしこんなギャンブルがこの世に存在したら、私は毎日一生やり続けます。最終的に16%勝てると保証されているからです。

【3】の勝率は33%。これは言わずもがなですね。やり続ければ最終的に67%を取られます。

「そんなのやってみなきゃわからないじゃん!」と思うなら、今日から毎日10年間、サイコロを振り続けてみてください。10年後、1〜6までの出目は、全て均等になっているはずです。やればやるほど均等になります。

これが確率です。

 

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丁半博打やチンチロリンなども同じ。しかし「親の総取り」があったり「3倍付け」があったりなど、ゲーム性を持たせて楽しめるように工夫されています。でも普通は「場代」を取られるでしょう。場代がある以上、勝率が50%を上回ることはありません。期待値は確実に1を下回ります。

いわゆるこの「場代」。ギャンブルには必ず存在します。なぜならこれがないと店は運営できないから。その「場代」とされるのは以下。

・競馬・競輪・競艇など:約18%〜30%(中央・地方による)
・パチンコ:約12.5%(店によって大きく変わるかも)
・totoなどの振興くじ:約50%
・宝くじ:約55%

※場代=寺銭(てらせん):賭博が行われる場合、場所を提供する者に対して支払われる金銭のこと。

以上、あらかじめ主催者が計算した「場代」です。当然運やテクニックで誤差は出てくるでしょうし、超ビッグデータと超絶技術を持っている人は勝ち続けられるかもしれません。でもそんな人は超一部なので、主催者側からすれば概ねこの数字になるよう調整されています。

じゃないと店潰れるから。

要するに、全てのギャンブルは言ってみれば【3】なんです。

ということはもう、勝ち続けるには多少インチキするしかないわけで(笑)。

水曜どうでしょう名セリフステッカー-なんとかインチキできんのか

宝くじは最終的に55%を失います。「いや!他じゃ3億は当たんないぜ!」と思うかもしれませんが、本気で一発で3億稼がなきゃいけないとなったら、私は他のギャンブルを選ぶでしょう。1%でも確率の高いものをやります。

てことは、パチンコか?いやパチンコで3億はきついんでない?でも宝くじはその4倍以上きつい。

宝くじのうまいところは、毎回数人のスター(1等当選者)を作り出すことじゃないでしょうか。このスターに数千万人がお金を出している図式。

東京ドーム2つ分以上の敷地に宝くじを1000万枚以上敷き詰めて、その中から1枚につき300円ずつ払って当たりを見つける自信は私にはないです。後は、定期的に実施するのもポイント。お祭り感を持たせて人を集めるんですね。

当てたいだけなら、10億円分買いましょう。それなら4億円分当たるかも。当たらなかったら毎回10億円買い続けましょう。やり続けるほど勝ち分は4億に近づきます。毎回6億ずつ失いますが。

ギャンブル依存症で悩んでいる方は世の中にたくさんいるみたいですが、それを「禁止」して我慢させるより、「確率論」「統計論」を仕込んだほうが本当は確実です。仕込めないから禁止したほうが手っ取り早いという説もあるんですが。

-【ニュースの深層】投じた金3千万円、5年失踪…底なしギャンブル依存経験者が語る“教訓” カジノ時代に備える - 産経ニュース

ちなみに私は、勝てない勝負はやらないです。

↓何事も、相手を説得するにはやっぱり数字は強力。

 

と言いながらも、今回はここで終わりません。

実はギャンブルも「エンターテイメント」としてはアリなんじゃないか?とも最近思い始めているからです。

というのは、例えば競馬好きの人が競馬場に行って、1万円負けちゃったけど「楽しかったー」ということがあり得るからです。これって、ディズニーランドに行って3万円使って「楽しかったー」というのと、本人の楽しさ、興奮度はあんまり変わんないんじゃね?ということ。

 

image via 家族で楽しめるレジャースポット「札幌競馬場」に行こう!

競馬なんかは100円から買えるわけで、友達なんかとワイワイしながら数百円でも十分楽しめたりします。ましてや現場に行くなんてなったら相当興奮するでしょう(行ったことないんだけども)。

宝くじだって、家族であーでもないこーでもないとドキドキしながらワクワクした時間を過ごせるでしょう。10枚でたったの3000円だ。まぁ、9割は300円しか戻ってこないんだけども(笑)。

以上、あくまでゲームですから最終的に「お金を払う(マイナスになる)」のは変わらないんですが。それを承知した上でみんなでワイワイするのが目的ならば「楽しめる良いコンテンツ」じゃないかと最近思っています。

 

- 「日本再発見」「カジノ法案」で日本への観光客は本当に増えるのか|高口康太(ジャーナリスト、翻訳家)|ニューズウィーク日本版

 

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