Adobe、 Illustrator DrawなどiOS用のアプリを多数発表。果たして使えるのか?
10月6日、「Adobe MAX 2014」にて9つのモバイルアプリが発表され、iOSアプリとデスクトップの連携も強化されたようです。
でも果たしてモバイルでこれらの作業が行えるのか。
ずいぶん初期の頃に、iPadで「Photo Shop Express」を導入してみましたが、結局使わずじまい。これらは基本的にものすごく細かい作業をすることが多いので、やっぱり「指」ではストレスがたまってしまうというのが正直な感想でした。
ただ、それなりにさらさらっと行ったり、質より数だ!という方にはよいアプリだと思います。
- [iTunes Store] Adobe Illustrator Draw
中でも最も使えそうかな、と思ったのは、「Premiere Clip」。デスクトップアプリとの連携も強化されたとのことですので、普段Premiere Proを使っている人なら、iOS上で簡単なガイドラインを作ってデスクトップ機で細かい修正を加えていくという使い方ができそうです。
- [iTunes Store] Adobe Premiere Clip
ただこれも、ネタとなる動画自体が事前にiOSに入っていなければいけませんので、ビデオカメラで撮影したものをiOS機に入れるんだったら全部PCでやっちゃった方が早いんじゃないかと思いますね。
iMovie以上に簡単であれば定番アプリに発展する可能性もありますが、PCとの連携を考えるとかなり難しいハードルでしょう。
Adobeが今回発表したこれらのアプリは、デスクトップ機を必要としないユーザーへの掘り起こしな感じも見て取れます。いずれにしても、使用頻度の高い定番のエフェクト類は、スマホやタブレットでも簡単に作業ができるようになったので、これらのアプリを使用することで、今までよりワンランク高い作品作りは見込めるようになりました。
後は、何しろデスクトップアプリ類の値段をもうちょっと下げてもらいたいですね、Adobeは。もちろん今に始まったことじゃないですけども(笑)。