ビジネス版のLINEでカジュアル路線を抜け出せるか?!LINE Works。
え?一緒やんwww
と思ったのが第一印象。だけど…
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LINEの出澤剛社長は「従業員同士のコミュニケーションは、インターネットが一般化した20年前からほとんど変わっていない。(中略)多くの人は、進化したLINEでのコミュニケーションに慣れれば慣れるほど、業務上のコミュニケーションにストレスがたまる」と言う。
確かにその通りです。
LINEがまだ世に出る前、すでにカカオトークが韓国中を網羅していたときに、ガイドさんへの仕事の通知が全てこれで入っていて、すごい衝撃を受けたことがあります。一日中「カトーク!」「カトーク!」(当時のカカオの通知音)言っててやかましかったけど。向こうの人、基本マナーモードにしないんで。
※このカカオトークとの出会いは、私の「人生で衝撃を受けたことベスト4」に入ります。これは次回書くことにしましょう。
- [関連記事] カカオトークはじめました(2010.12.23)|旧まなぶろぐ。
ただ、双方のアプリに共通しているのはとにかく「カジュアル」で、仕事として利用するツールという以上、比較的日本人はその辺のしきたりを重んじるというか、慎重というか、保守的というか、そういう風潮はありますよね。
だから、どうしても仕事でLINEは「ホントに気心知れた方限定」になってしまい、使いたいのに使えないもどかしさがありました。
そういう意味で、今まではiMessageやFacebookメッセンジャーに頼るしかなかったのですが、iMessageはApple限定だし、Facebookメッセンジャーはもっと限られた人のみ。
ということで、今回のLINEの一歩は非常に大きいんじゃないかと。
最初にカジュアルメッセンジャーとして利用者を増やし、ユーザーは自主的にその機能を理解していったので、このタイミングでビジネス版を上乗せしてきても、とてもスムーズに浸透するんじゃないかと思います。
まさにこの法則↓
SNSの不思議な真実 - 世界最大手グーグルでも不成功、強いものが負けるSNS逆説の法則:ITpro
LINEはもう、国内MAU(月間アクティブユーザー数)約7000万人。ユーザーにとっては十分な下準備ができています。
ただどうしても、カジュアル路線は抜けられていないんですが。もうこれでゴリ押しですね(笑)。ということは、私たちが変わらないといけないのかもしれません。だって、仕事上どう考えても便利だし、何をするにも速いんだもん。
それと、LINEを使う以上、欧米圏との接触は引き続き難しいということも後々響いてくるかもしれません。これはどうしようもない。
ざっと見た感じ、今回のLINE Worksの特別な機能は以下のようなものがあります。
■既読メンバーの確認
地味に便利です。誰が読んで誰が読んでいないのか。これは今の通常版でも実装して欲しいですね。
■Webブラウザで使える(専用アプリ不要)
PCが使える環境だと、やはりスマホよりも速いです。URLの貼り付け、データの投げ込み送信、長文の打ち込み、などなど。
今まではLINE専用アプリをダウンロードしてましたが、Googleハングアウトのようにブラウザ対応になるのは身軽です。
■セキュリティ・管理機能
これも会社規模となると、情報漏洩やプライバシー保護などのリスクからなかなか踏み出せない部分でした。
私がかねてから不便だと思っていたのが「自分の中だけでの未読戻し」。これは実装されていないですが、それに代わる何らかの手立てはあるかもしれません。
そして、LINE Worksは有料です。
プレミアムプランの共有ストレージ10テラ(笑)。
以上詳しくはLINE Worksオフィシャルサイトから。