iPhone 5S 国内版SIMフリー機を購入 [その3] auのLTE帯域とテザリングについて。
まずは、「LTEって何?ホントに4G?」的なことからおさらい。いきなりこの辺があやふやな方は、以前ブログに詳しく書いたつもりなので下のリンクからどうぞ。
- LTE=4G?|まなぶろぐ。|デザインオフィススズキ(2012.10.10)
さて、auのLTE帯域ですが、現在800MHz、1.5GHz、2.1GHzの3種類の帯域を提供しています(要するに、A・B・Cと3つあると)。
今から1年半前に発売になったauのiPhone 5は800MHzには対応しておらず、LTEは全て1.5GHzか2.1GHz帯を使用しています(要するにB・Cは掴むが、Aには繋がらないということ)。
この辺を結構突っついた記事も今までたくさん目にしてきましたが、実際にauのiPhone 5を1年半使った感想としては…
全然気にならなかった(汗)
というのが正直な気持ちでもあるんですけどね…(笑)。北海道の秘境からデータ入稿もしましたし、ブログも書きました。もちろん繋がってたのは3Gですけどね。
では帯域の数値の違いは何かというと、「数値が低いほうが障害物などをかわして繋がりやすい」ということが挙げられ、上の中では800MHzが最も繋がりやすい回線ということになります(800って一見一番数値が大きいように見えますが、単位がM(メガ)ですから。1000M=1G。でもこれ、単位合わせて欲しいですよね。なぜ0.8GHzと言わないのだろう?)。
現在日本にあるMhz帯域は、800Mhzと900Mhzで、これらは上に書いた繋がりやすさの理由から、別名「プラチナバンド」とも言われます。
※ちなみに、少し前にSBがプラチナバンドを掲げてCMをやっていましたが、SBは900Mhz帯で、docomoもauもすでに800Mhz帯を提供していたというのはあまり公になっていない(笑)。
どこがどんな帯域を提供しているかは、日経Trendyさんから画像を拝借すると以下のようになります。
これを見ると、ちょっと話がそれますが「UQ WiMAXが室内に弱い」というのもうなづけますね。2.5GHz帯オンリーです。
以上長い前振りの後、今回のSIMフリーiPhone 5Sですが、今まで海外輸入のSIMフリー機はいろいろと規制されていた経緯もあって、「auのSIMを挿した場合、800Mhz帯(プラチナバンド)のLTEをつかんでくれるのか」ということが最も気になっていた点であり、以下のau公式の記事を見て、安心して購入に至ったわけでした。
-【iPhone5s/c SIMフリー版】SIMフリーのiPhone5Sを買った場合800MHzのLTEが使えますか?
一言「利用可能です」と(笑)。
まだ届いて2日目なので、800Mhz帯につながる恩恵は体感していませんが(きっとこれからも気づかないに一票(笑))、とりあえず回線的にもiPhone 5より明らかに良くなったという安心感は生まれました。
最後にテザリングですが、WiFi、Bluetooth、USBとも全く問題なく今までどおり使えました。はい、テザリング以上。
以上、半年遅れでiPhone 5Sを紹介するコーナーでした。