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iPhoneはイノベーター達の気持ちをどこまで引っ張っていけるのか。

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- Photo via sonnydickson

「売上の8割は、2割のロイヤルカスタマーから」

新しいモノは常に、イノベーター、アーリーアダプター、フォロワーの順で売れていきます。そして、イノベーターが離れていったモノは、衰退に向かう傾向があります。

と、以前書きましたが、iPhoneはまだまだイノベーターの気持ちをしっかり引き止めているようです。

■イノベーター
純粋に新しいものを触りたく、好奇心旺盛で行動力のある層。
■アーリーアダプター
その密かな盛り上がりに気付いて、自慢したりビジネスに取り入れたりと、何かと作為的な感を持ちつつも早めに飛びつく層。
■フォロワー
自分の価値観に自信がなく、常に他人を基準にして判断を下し、世間の流れに乗って購入する層。

日本では、上から約10%、20%、70%と言われる。

 

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2009年、日本で最初に発売されたiPhoneは第3世代目となる「3G S」。実はこの発売日には、日本では予想よりも行列が少なかったという。それはまだまだみんなおっかなびっくりです。それでも並んだイノベーターたち。この人達がいたからiPhoneは日本にどんどん浸透していき、後に続く「初日祭り」ができあがったのである。

その後、iPad発売やRetinaの採用で、どんどん勢力を高めていったわけですが、正直最近は、本物の事前リーク情報が多くなったり、それにつれてWWDCの感動も少なくなっています。

また、以前は全く使い物にならなかったAndroidが、いまだMacとの関連付けの弱さはあれど、いつの間に実用レベルになってきています。こうなると、いつiPhoneが失速してもおかしくない訳です(もしイーモバイルが存続していたら、iPhone 6をMVNOにし、メインをNEXUS 5にしてもいいと考えていました)。

今回過去最高の予約初日400万台とありましたが、これは単にフォロワーたちの認知度が上がったからで、ここでちょっとでも手綱を緩めると、まず敏感なイノベーター達が離れます。そして、イノベーターが離れたものは、日用必需品でもない限りゆっくりと売れなくなっていきます。それはmixiのように即オワコンもありうるわけです。

- [関連記事] mixiが復活してきているそうです。(2014.01.07)|まなぶろぐ。

今回「6」が発売されましたが、果たしてiPhoneはいくつまでこの状態を引っ張れるのでしょう?時代に敏感なロイヤルカスタマー達に感動を与え続けられるかが鍵です。

 

と、長々といったい何が一番言いたいのかといえば、いよいよ高すぎるよiPhone(笑)。なんだってMacBook Airよりも高いんですから。NEXUS 5なんかこれの半額以下だったりします。そろそろスマホに出せる財布の限界に来ている。か?

 

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追伸:そう言えば今日の地震結構大きかったですね。

 

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