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あなたは今、テレビ、新聞、雑誌、ラジオにどれくらい接していますか?東工大学生に見る傾向。

本日のラジオNIKKEIで興味深いデータが流れていました。

インターネットが普及する90年代までは、私たちが情報を得る手段はこの4大メディアしかありませんでした。

あらかじめお断りしておきますが、上のような走り書きのメモであるため数値等正確でない可能性が大いにあります。また、何人中の結果なのかも聞き逃しており、もう一度聞きたくていろいろ探しましたが見つかりませんでした。

それと、東京工業大(偏差値65前後)という比較的高い意識の生徒内での結果であり、一般例とは当然大きなズレがあるはずです。しかし逆手に考えれば概ね傾向も見えてきそうです(意識が高い分傾向を先取りしているという理解)。

 

テレビ(地上波放送)

2018年は70%が視聴しており、今でも60%が見ている(週に1時間だけという生徒も含む)。ゆえに現在もそれなりに影響力はある。

大学生って、テレビはもう誰も見ていないと思ってましたが、これは想像よりも意外と相当数が見ているなという印象。でも週1時間だけという人も含まれるので、時間数で調べれば激減はしているはず。

また裏を返せば、5人に2人は一切テレビを見ていなく、引き続き見ない生徒は年々増えている。

一般的に、今テレビを見ていると言われている層は子供と老人。要するに情報弱者層(首都圏に近づくほど見ない人は増える)。だから地方をピックアップした番組が増えたり、20代〜40代にリーチしたいというCMスポーンサーが減って、年々縮小メディアになっているというのもうなづけますね。

 

雑誌

特にジャンルの制限は設けず、マンガから何から「紙媒体の情報誌」を買うかどうかという設問で、これは20%。これもまぁ多いほうだなと言う印象。

 

私はと言えば、これが最後でした。2011年6月号。当時年間購読していて、定期的に送られてきていたもの。

なんでこれだけずっと引き出しに入っていたのかわかりませんが、来週資源ゴミで捨てます(笑)。

 

新聞(紙媒体)

2018年の30%から減って20%。

ただし、この20%全員が「実家で購読しているものを手に取っている」ということであり、自分で紙の新聞購読を契約しているという生徒はゼロ人。

でももしここに電子版が入るなら、意識高い層なだけにきっと10%くらいは契約しているんだろうなという勝手な想像。事実、日経電子版はこうなっているからです↓

- 日経電子版、有料会員70万人に 20代や女性がけん引役: 日本経済新聞

でもね、もっとスピードを重視するならこれも必要ないかも。

私は日経サイト自体は巡回リストに入っていますし速報も来るように設定していますが、電子版の有料会員も昨年辞めました。なぜなら、情報収集には結局twitterしか使わないということに気づいたからです(日経速報も全部ここに入ってくる)。

つまり、大事な情報は「新聞を読んで情報を得る」というのではもう完璧遅いし、さらにそれだけだと情報が薄く、また新聞によって忖度も入るのです。

ファーストコンタクトは常にtwitterで、twitterから情報を吸い上げて、興味があれば新聞記事を読み、類似情報をまたtwitter上で検索するという流れであれば、わざわざお金払って新聞契約って必要?ということになったわけです。

世の中の、情報の全てはtwitter上にある。

 

ラジオ

実はこれが一番ビックリで、4大メディアのうちこれだけが2018年の20%から30%に増えています。

ラジオが増えているのは、ネット経由でアクセスしやすくなったということがその理由だそう。確かにradikoなどのネットラジオの対応は早く、今やAmazon echoでも「一言話しかけるだけで」すぐに聞くことができます。

その裏付けとして、ラジカセやラジオ端末などの「専用機材でラジオを聞く」という人はゼロ人で、30%全員が「ネット経由」でラジオを聞いているのだそう。

 

ちなみに上は11年前、2010年3月に撮ったスクリーンショットで、今思えば確かにラジオのネット対応は凄まじく早かった(特にFM)。

特性的にも移行しやすかったというのもあるでしょうが、9割以上がガラケーを使っていた当時の日本でのこの舵切りは、素晴らしい鬼手投資ですね。

- [関連記事] Clock Radio|旧まなぶろぐ(2010.3.19)

こう考えると、明らかに人の行動が変わっているのに、いまだテレビはネット経由で視聴する体勢が整っておらず、やろうとする情報も入ってこない。

一部の中国電視台系海賊サイトではなんとか見ることができなくもないですが(笑)、やっぱりこれが大きな負を抱えてしまっているようです。芸能人が次々とYoutubeチャンネルを作るようになったのも納得の流れですね。

また、テレビを見なくなった理由として「面白くなくなったから」というのを理由にあげる人もいますが、私は今も面白いとは思いますよ。

でも、お目当ての時間を待って、そこにじっと座って、これでもかとCMを見せられて、CM後にまた同じ重複映像を見せられて、という相変わらずの必死感満載の昭和スタイルがはなはだバカバカしく、今のスタイルからズレちゃっているだけだと思います。

それと、ライブ放送でない限り1.5〜2.0倍速で見たいんですよ、現代の情報強者たちは。1時間番組なら、1.5倍速なら40分、2.0倍速なら30分で見られ、20〜30分の時間の節約になります。それができないのも苦痛。

要するに、面白いかどうか以前に、見ていて苦痛。これが答え。

今は他にも面白いことは死ぬほどありますから、どうしてもそちらが優先されるのも自然なこと。

ちなみに、年末にやる笑ってはいけないシリーズってあるじゃないですか。今は知りませんがあれって6時間くらいありますよね?で、うちCMはどのくらいを占めるか考えたことはありますか?

なんと1時間以上もCMを見せられているんですよ(笑)。

なんでそんなことを知っているか言えば、昔録画して、CMを全部カットしたことがあるんです。カット後の総時間は4時間台だった記憶(うろ覚え)。

「強い者が生き残るのではなく、賢い者が生き残るものでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化に対応できる者だけである」(ダーウィン)

 

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