diary Investment

コロナショックで人の弱さが浮き彫りになった?心理戦で見える投資動向。

経済優先に舵を切り出したアメリカや、いち早く全店舗の正常化に向かったドイツなど、明るいニュースが入って来つつある連休明け。いかがお過ごしでしょうか。

上はNYダウの過去3ヶ月の推移になります。

現在のところ、一番底をつけたのは3月中旬。そう、観測史上初のサーキットブレーカー⚡️が毎晩のように落ちていた頃がもう懐かしいです。

 

上は日本の感染者数データです。

- 日経ビジュアルデータ

もちろんこれから先の未来はわかりませんが、暖かくなるにつれ一旦ウイルスのピークが過ぎ去りつつ落ち着きつつある現在、今となっては、なぜ3月中旬に動けなかったのか(大きな買いに走れなかったのか)ということを考えてみる。

一番安いところで買って、一番高いところで売りたい。投資に限らず全ての商売においてそう考えるのが自然ですが、実はこれがなかなかできない。

以下、個人的にはなりますが、3月前半からの心理状態と「ひとりの人間が下した結果」を書いてみる。

 

ドル円

こちらはドル円の過去3ヶ月の動き。

ここ数年が、105〜113円程度の狭いレンジで推移していたことにより、概ね107円程度で「円高ドル安」という判定を下していた方は多かったと思います。

なので、107円台、106円台で段階的に指値注文を入れていたのが今までの動向。

これがまず、3月前半に崩壊します。

 

上は、私のtwitterのサブアカウントでの発言で、107円台はもちろん、106円台も次々と指値注文が約定していく毎日。というか、数時間おきに。

もちろん指値買いなので文句はありませんが、こう急降下していくと同時に芽生えてくるのは「不安感」。

 

最終的には104円台で一本約定し、それ以降はもう怖くなって注文が出せなくなったというのが当時の私の心理となります。

最終的には一時的に101円台まで急降下しましたが、104円〜101円はもう、気持ちの整理がつかず見ているだけとなってしまいました。

 

オリエンタルランド

次は、今のところイチオシのオリエンタルランド(4661)。

2/28の最初の休園発表が出るまで約一ヶ月間下がり続け、発表が出て12,000円を下抜けたタイミングで大きく反発。このライン、待ってましたのごとく多くのNISA買い(120万円=青い点線)が入ったとの噂も飛び交いました。

この12,000円という線は、NISAで買えるか買えないかの大きな分岐点でもあります。

なるほど、もう一度このタイミングを狙って仕掛けるのもアリかなと試みるも、その後米国が急落したと同時に訪れた二度目の12,000円割りの瞬間は、世間のパニック状態にもう身動きが取れなくなっていました。

 

MAXIS米国株式(S&P 500)上場投信 

似たようなチャートが続きますが、こちらは円で投資できる「米国S&P 500」のETF(2558)。

S&P 500関連は総じて狙っていたこともあり、2/20過ぎの落下時から着目し、10,000円を割ったところから10株ずつ買いスタート(このETFは1株から買えます)。

 

もう指値ガン攻めです(笑)。

結局8,000円前半まで小出しにナンピン買いをし続けましたが、8,000円を切った段階でこれも同様に不安に苛まれ、注文が出せなくなりました。

 

バンガード S&P 500 ETF(VOO)

こちらもS&P 500ですが、「VOO」と言われる本国の超人気ETF(円建てでも買えます。手数料は取られますが)。

こちらは今までとは少し違って、「215ドルまで落ちたら買い」と事前に決めていました。根拠はないですが、215ドルのほぼ底値で指値注文が決まった唯一の好例です。

215ドルまで落ちなければ買わなかったものであり、たまたまと言えばその通りなんですが、その場に流されて翻弄されたものではなく、上記と比べて比較的機械的に買えたものの部類となります。

また、S&P 500は最悪ミスってもリカバリーが効きやすいという、最初から気分的に楽なのもありましたかね。ちなみに次は205ドルで指値を入れていました。

 

結論

安いところで仕込みたいのは山々なんですが、いざ本当に安くなると、同時に大きな不安に襲われて結局身が固まるという、今回はいつも以上に貴重な経験をしました。

またこういった局面では、特に日本の個別銘柄などは余計に手が出せず、オリランドのようなまだ潤沢なキャッシュを抱えた企業は良いですが、最後は困ったときのアメリカ頼みというのもなんとなく感じましたね。

一部のコロナ銘柄が光っていますが、さすがに一時的なものでしょうし。

後は、やはり事前に覚悟を決めて準備した指値は、買えても買えなくても納得がいったかなというのも、うまく乗りこなす秘訣だと再認識しました。

頭と尻尾はくれてやれ。喜ぶのも悲しむのも気持ち次第。という意味でも日々学習ですわ。

 

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