マウスをロジクール MX Anywhere 3に変えてLogicool Flowを体験した感想。
この度10年ぶりにマウスを変えました。
今までは同ロジクールの「M325」しか買わず、この10年で4台も買い替えたほどのお気に入りでした↓
初めて買ったのはこれの青で、2012年12月。ホントちょうど10年経過したくらいですね(今回は盛り詐欺なしw)。
仕事柄、私が求めるのは「ドット単位でのマウス操作」であり、加えて、その動きを安定させるための程よい重さと摩擦(摩擦はマウスパッドにもよる)。特に最近良く使われている「Bluetoothマウス」は操作感が軽く、細かい動きが曖昧なので全部NG。そして私はトラックボール系もNGです。
M325の良さは、Bluetoothでなくレシーバー型であり、精度もよく、単3電池一本が良い重さとなって非常に安定していました。
あまり他と比べてないのでわかりませんが、初めて動かしたとき「これだ」と感じたのは覚えています。
さて、そんな私が10年ぶりにマウスの型番を変えたのは、一度「Flow」を体験してみたかったわけです。
Logicool Flowって何?
2台以上のパソコンやiPadなどを同時に使う場合、通常は別々のマウスやキーボードを使いますが、この「Flow機能対応のマウスやキーボード」を使うと、それぞれひとつでよくなり、画面の端から隣のパソコンにマウスカーソルが行ったり来たり移動して、そのカーソルがある画面上へキーボードも自動で切り替わります。
また他のパソコンへのファイルの移動(コピーペーストを使用)も可能となり、一見夢のある機能ではありますが??
今回買ったのはマウスだけですが、そのマウスとFlowの操作感を若干辛口で紹介します。
買ったのはこれ
MX Anywhere 3。
値段は頻繁に上下し、平均するとだいたい1万円前後。上のスプラプロコンより高かったぞw
Flowの前にまずこのマウスの感想は、今までの「M325」を全て★5として、とりあえず以下のように採点しました。
●いじった感触 :★★★☆☆
●ポインタ移動 :★★★★☆
●ホイール使用感:★★☆☆☆
1万円のマウス買ってこれかよ、思うかもしれませんが、私にとって「M325」が凄すぎたわけであり、10年の慣れももちろんあるでしょう。
とにかく一番は、、、
高いからって自分に合うとは限らない。
私はマウスに対しては超センシティブです。
MX Anywhere 3の感触は、若干横幅が広く感じ(これはすぐ慣れるかな?)背が低く、電池が入ってないので少し軽い分不安定に感じ、あとクリック音がうるさめです。ポインタ移動はまあ及第点ですが、何より一番はこのホイールの挙動に慣れるかどうかですね。
【追記】Windows側だとホイールの挙動が若干良いような??
まぁいろいろ細かく設定できるんですが、どう設定してもしっくりこず、結局一番下の項目を「フリースピン」にしました(と思ったらラチェットに戻しました。迷走中)。
とにかくマウスの使用感はFlow以前の問題です。若干のガッカリ感もあれど、先に進まないのでまぁ良しとしましょうか。
なんて、ふと今までのM325に持ち替えてみたんですが、やっぱりこっちのほうが断然良い。
私がよく例えるのは「90年代のMacのマウス感」なんですが、寸分狂わず意のままに動かせるポインタは、90年代に戻ったような感触。
↑これ。私の中ではこいつを超えるマウスに20年以上出会っていない。最悪右クリックなんてなくていいのよ。
当時、Niftyで出会ったウインドウズ使いのプログラマー(とにかくMacユーザーをバカにしていたw)にこのマウスを持たせたところ、その感度にビックリしていたことでもそれなりにお墨付き。
ウインドウズはまだ登場したばかりで、元々マウスなんてMacのパクリだからウインドウズのマウスはオマケみたいなもの。オリジナルの感触には到底敵うわけもなく(と、私も対抗してウインドウズユーザーを泥棒呼ばわりしてバカにしていたw)。
とはいえ当時のマウスは中にゴム製のボールが入っているタイプであり、そもそも現在のマウスとは大幅に作りが違うんですね。これを若干弾力のある厚めのラバー製マウスパッドの上で動かすともうド安定で、カーソルが自分の化身のように動きました。
唯一の欠点はそのボールが汚れやすく、月イチでの掃除は必須でしたが。
いよいよFlowを体験します。
私の環境は、左のモニタは真ん中のMacに繋がっており現状でもポインタが行き来します。今回Flowで使うのは、右側のWindowsとの連携。
※Flowの設定方法は次回書く予定。
なるほど、たしかに夢のような機能です。今まで絶対に禁断の領域とされた、
男湯と女湯を自由に行き来できているような(例えw)。
特に男湯から女湯へ移動(いや知らんがなw)。
WindowsだけでなくiPadなどとも行き来が可能で、対応キーボードがあれば、このマウスカーソルがあるパソコンへキーボードも行ったり来たり自動接続される。
この機能、非常に快適になったと絶賛している方は多いのですが、なぜ私が今の今までやらなかったのか、今回その予想が的中してしまったその理由を書こう。
まず第一は、
そのマウスの挙動が自分に合うのか。
そして、
その行き来は、なめらかでない。
確かに素晴らしいのですが、移動時に少し引っかかりがあるというか、ほんの少しだけ勢いをつけないと移動してくれなかったりが頻発しています。
ポインタは、比較的真横に動かさないと移動しないですね。斜めに入ると弾かれるときあり。これも若干ストレス。
あと、Windowsボタンを押そうと思ったら勢い余ってMacに移動しちゃったりとか、その挙動を正確に制御できていません。
これは慣れなのか、それとも?なのか。
デュアルモニタとして使っている左側のMacと比べると、滑らかさは雲泥の差があります。これだったらOS別にマウスを2つ動かしたほうがストレスはないのではという、ひとまず予想の通りの結果となりました。
また、ファイル類はドラック&ドロップでの移動ではなく、ファイルを「コピー&ペースト」しての移動となります。
しかし、全てにおいて「そりゃそうだ」と言われればそうであり、そもそも無茶苦茶なことが実現できているという点では感動レベルなのは間違いありません。
ただ実用性としては、個人的にはマウス2台&キーボード2台でも不自由はなかったかなという感じです。
もう少しスムーズに動いてくれたら、はたまた少なくともマウスがM325を超えてくれてたら、ですね。まぁでも使いますよ。1万円もしたからね。
あ、今日はエイプリルフールですが全てにウソはありません(笑)。