タイトルロゴ制作の裏側|「ムーサの果実~♪ピアノびとII」/光田健一 2015/03/04発売
長年お世話になっている光田健一氏より、CDパッケージデザインのお仕事をいただいた。アルバムロゴの作成からジャケット完成までの道のり。
使用書体はモリサワ明朝(リュウミンPro M-KL)。
②文字間のカーニングをひとまず「オプティカル」に。
③特にカタカナはこれだけでは満足な字間が得られないことが多いので、さらに手詰めにて調整していきます。
④「の」が大きすぎるのが気になったので、さらにバランス調整。この時点で英字が入ることを想定(点線部分)。
⑤それなりにロゴっぽくなってきましたが、文字の「払い」に統一感がなかったので、これを調整してみることに。
⑥基準となる払いをパスで作成して、合成。
⑦全ての「払い」の部分に移植して、それぞれパスの調整。
⑧再度バランスを調整することで、オリジナル感が出てきました。
続いてアルバムジャケット。いただいた写真が素晴らしく、ほぼこのまま写真一発で進める方向に。軽く三分割法を確認しつつ、左側にロゴが入ることを考慮しながら、より人物の配置バランスを整えていきます。
ロゴが入る部分の背景が少し明るかったので、ピアノに映り込んだ床の「バミリ」と一緒に写真加工。レイヤーマスクで透過グラデーションを敷いて右上部分の色を落ち着かせます。
タイトルロゴを載せて仮完成。
これで一晩寝て、次の日違和感を感じなければ採用。
「ムーサの果実~♪ピアノびとII」/光田健一(GHCD-3027)
2015/03/04発売