iPodが次々と終わりを迎えていく。第6世代iPod nanoのサポートが終了。
明らかに時代は変化しました。ものすごく速く。
先々月の7月末に、iPod nanoとiPod shuffleの製造ラインを停止し、現在はもうアップル公式ではiPod(Touchは除く)を購入することができなくなったのは、まだ記憶に新しいのではないでしょうか。
今回のキーワードは「絶滅危惧種」。
スポンサーリンク
今回は、上の写真にある、第6世代iPod nanoの修理・サポートを終了することをAppleが報じました。
- [関連記事] iPod nano 7th??(2011.10.08)|旧まなぶろぐ。
いったいiPod nanoは、最後は第何世代まで出たのだ?!もうそれすらもわからないほどに、その存在が薄くなってしまいました。
今まで発売されたiPodシリーズは以下。
発売日 | 価格(最安モデル) | |
iPod(後にClassic) | 2001年11月17日 | 47,800円 |
iPod mini | 2004年01月70日 | 26,800円 |
iPod shuffle | 2005年01月11日 | 10,980円 |
iPod nano | 2006年02月07日 | 17,800円 |
iPod touch | 2007年09月05日 | 34,000円 |
発売日を見てもわかる通り、2000年代は次々と新機種が発売されて、iPod全盛期だったのがよくわかります。
初代のiPodとiPod miniは、なんとHDDを内蔵していたので、今では考えられないほど大きくて重かったんですね。ちなみに私は買う気は起きませんでした。
一般的にiPodが浸透したのは、2006年からの「nano」シリーズ。これはニセモノも多く出回りました。
HDDをやめてフラッシュメモリを使うことで、劇的に軽く速くなりました。カラフルにもなって、これは爆売れしましたね。
しかしこの時点でもiPodの音質は、素人が聴いてもWalkmanには到底及ばないのがわかるほどに軽かった。スタイル重視か音質重視かでハッキリ別れた時代。
私は当時はWalkman派だったので、nanoを買ったのは2008年モデルの第4世代から。
ちょうどいいタイミングで超ウォン安時と重なり、私はKOREA版を買いました。第4世代です。
- [関連記事] 林檎は高麗で。(2009.01.19)|旧まなぶろぐ。
- [関連記事] ウォン安で愛ポッド的なの(2009.02.03)|旧まなぶろぐ。
そして、私の生活スタイルを急変させた、最も度肝を抜かれた端末が、上の「iPod touch」(iPhoneは諸事情によりまだ持っていなかった。2010年3月のこと)。
当時Touchを購入した大義名分は、「毎日産経新聞が無料で読める」と「Skypeが使えるなら、もう携帯電話いらなくね?」の2つ。
しかし買った初日から、まさかのそれ以上の機能(アプリ)に次から次へと驚くほどに生活が便利になる。
最も驚いたのは、メールアプリはアドレスを無限に登録できたこと。
「パソコンのメール」という概念が消えた瞬間でもあった。PCを立ち上げなくても全てのメールアドレスのチェックが手元で一瞬で行えるのだ。
- [関連記事] タッチで一日終わる日(2010.03.07)|旧まなぶろぐ。
今では完全に日本のインフラとなっている、LINEアプリを入れたのも、実はこのiPod Touchが最初だ!
当時は思いっきり「NAVER」って出てます(笑)。
LINEは、今も続く日本のガラケーの鎖国っぷりに、国際SMSが機能せず、実装半年は全く使い物になりませんでしたが(笑)。
- [関連記事] ライン(2011.06.28)|旧まなぶろぐ。
そして、この時点ですでに「nano」の存在は危なくなってきていたんです。
なぜなら、今のiPhoneでは当たりまえですが、このTouchも、PCに接続せずともiTunesに直繋ぎができたので、その時点で便利極まりなかったからです。
Touchは、最終型である第6世代を今も持っていますが、これの発売は2015年。ずっとSIMカードの実装を夢見てきたのですが、この流れだとTouchももしかしたらそろそろなのではないかと。夢叶わずが濃厚。
消えていくのはとても寂しいですが、もう必要とされなくなりつつあるので、これは誰も止めることはできません。
Touchも絶滅危惧種。
それを痛感したのはこのあたりから↓
- [関連記事] 初めてBluetoothヘッドフォンを買ってみたら、AppleがもうiPodを作らない理由がわかった気がした。(2015.04.24)|まなぶろぐ。
↓Amazonならまだ買えますが…もう必要ないですよね。調べたら「第7世代」が最終型でした。