マイニングって何?ビットコインの採掘は結局電気代の安い国に持っていかれる?
連日ものすごい高騰を続けているビットコイン。
現在では、すでに50万円を突破しました。7月の30万円と比べると、たった2ヶ月で実に66%の高騰。これもうおかしいだろ(笑)。あり得ない。
- 仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)の購入/販売所/取引所【bitFlyer】
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↓10日前に書いたブログ段階ではまだ45万円近辺でした。すでに5万円近く上がっています。
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さて、このビットコインを手に入れる方法は、2通りあります。
①現金やポイントで購入する。
②マイニング(採掘)する。
①の購入するのは良いでしょう。取引所などに口座を作って購入(取引)します。今回は②のマイニングについてです。
マイニングって何?
マインクラフトの「マイン」です。言葉通りだと、掘ります(笑)。
いや、掘りません(笑)。
当然、金やダイヤモンドみたいにどこかを掘ったら出てくるというものではなく、この「マイン」はあくまでも例えです。
ビットコインは、世の中の全ての取引を取引台帳に記入します。通貨に例えると、「コンビニで500円使った」「自販機でジュースを買った」などなど、こんな少額なものでさえ、世界中全てのお金の流れを全て記録しているのです。
それが何億人のやり取りともなれば、常にとんでもない計算量が必要となり、現在では、世界中の有志のコンピュータを借りて計算されています。
この作業に力を貸してくれた人に対して支払われるビットコインがいわゆる「マイニングで得たコイン」というやつです(誰が誰に支払うかではなく、実際はこの仕事によってコインが生み出されているので「マイニング」という表現が近いのでしょう)。
誰でもできる?
できます。この辺のソフトを入れれば↓
ただ、問題はそのコストパフォーマンスですよね。
一般家庭にあるパーソナルユースのPCを使うと、24時間稼働させていても、その計算量(マイニングできる量)は現在のレートでだいたい1円〜2円じゃないかと言われています。
では果たして24時間PCを動かしっぱなしにしておいて、電気代が1円〜2円で済みますか?!ということになります。間違いなく赤字ですね。
もし、マイニング専用にチューニングした低電力高スペックマシンなどを用意できれば、もしかしたら電気代を上回る採掘をしてくれるかもしれませんが、今度はその初期投資分をペイするのに何年かかるんだということでもあり。
ということは、逆に電気代が安く、それなりのPCをいっぱい準備できれば利益を上げられるということでもあります。
日本の全国平均の電気料金は1kwhあたり約24円(ちなみに北海道は一番高くて30円)。では安い国はどこか?
韓国、中国などは驚くほど安く、韓国は1kwあたり約9円、中国は1kwにつき約10円と、どちらも日本の半額以下です。
ということは、これらの国でマイニングを行うと効率が良いのか?というとその通りのようで、いやはや、中国ではもうとんでもないことになっています(笑)↓
- 高騰し続ける仮想通貨Bitcoinを掘る世界最大のマイニング工場に潜入、2万5000台のマシンを酷使する採掘現場の恐るべき実態に迫る - GIGAZINE
コンピュータの数はなんと2万5000機(笑)。で、フル稼働で電気代は1日に3万9000ドル(約430万円)かかっているとのこと。
なんだかもう「工場」の意味合いが違っちゃってるようで怖さを感じざるを得ないのですが、電気代の安い国は比較的マイニングに向いているというお話でした。
これじゃ暑くても休めないですね(笑)。と思ったらとんでもない冷却ファンも回っていました。
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