diary

鮭とホッケは、本物の鮭とホッケじゃない?というお話。

まず最初にお断りしておきます。

ブログを書くときは、ウソは書けないので通常は結構な下調べをしてから書きますが、今回はほぼ個人的な記憶を元に書いていきます。専門的観点からのものではありませんのであらかじめご承知おきください。

逆にこういうのもたまには面白いかと。要するに、今までの自分の記憶はどこまでが正しかったか、はたまた間違っていたか、というのもわかり、結構そういうことってありますよね、という自虐も込めて。

 

鮭について

某牛丼チェーン店などの鮭は「普通の鮭じゃない」ということは、もうそれなりに知れ渡っていると思います。

てかそもそも「鮭」って何ですか?

どこからどこまでが鮭?説明できますか?

チコちゃんレベルの専門家ならわかると思いますが、これをちゃんと説明できる一般人は少ないんじゃないでしょうか。私もそのひとり。

2〜3年前、中国で「マス科の魚は全て鮭と呼んで良いことにする」のような記事が出て、総バッシングを受けたことがありました。

しかし逆に魚に詳しい方々や釣り人などは、「てかそんなもんじゃない?」といった冷静な意見だったのも記憶に新しいです。

要するに、鮭の定義が最初から曖昧なのです。

だから某チェーン店の鮭も、この曖昧な部分をうまく利用して安く仕入れているとも言えますね。

サケ(鮭、石桂魚)は、サケ目サケ科サケ属の魚。広義にはサケ類一般を指すことが多い。

生鮮魚介類として流通する場合にはシロサケ、アキサケ、アキアジ(アイヌ語の「アキアチップ(秋の魚の意味)」に由来する)などの名称も用いられる。

日本でサケとして販売されている輸入品サケ類の一部は、元来は自然分布域ではなかった南アメリカ大陸のチリで、日本の国際協力機構(JICA)の支援により養殖されたものがあるが、シロザケではなく海面養殖されたニジマスやギンザケである。

wikiより

なんて難しいことは置いておきまして、概ね「北海道で食べる鮭は期待通り、スーパーの惣菜鮭は賞味期限が切れたものの二次使用、某チェーン店の鮭は得体の知れないマス類」、という認識でほぼ間違いないでしょう。

これは間違っていないよね?いや、北海道も最近は怪しい?昔のマグロのように、本物は東京に高く売れると言うからね。

というか本物ってなんでしょう?

先日函館の温泉で、一緒に浸かっていた見知らぬおじいさんになぜだか突然「天然昆布の育て方」を教えてもらいました。「育ててる時点で天然じゃねーだろ」なんてツッコミはもちろんしませんよ。大人ですから(笑)。

ということで、特に内地での昔ながらの鮭の味はいつの間にか変わっちゃっているかもしれません。

 

何が言いたいかと言えば、昨晩某チェーン店で食べた定食の鮭があまりにもおいしくなかったということが言いたくてこのエントリーを書きました。これはおいしくなかった。本当に。

 

鮭児(けいじ)

話が脱線しますが、鮭児ってご存知ですか?

これは今からピッタリ10年前、2012年1月22日の夜に札幌で食べた鮭児の写真。店員さんが回ってきて「鮭児が入ったのでどうですか?」と言われ、「いくらですか?」と聞くと、「一切れ1000円です」と(驚き)。

はい、これで2000円です(笑)。

でもこれはホントにおいしかった☺️

鮭児。けいじと読む。けんちと呼ばれることもある。知床〜網走付近で11月上旬、中旬に漁獲されるあぶらののった若いサケである。

wikiより

こちらはシメのつっこ飯☺️以上、いつも満員のはちきょうさんでの食事でした。

お品書き | 海味はちきょう

 

ほっけについて

上は、余市の柿崎商店で食べたホッケ定食(2018年)。いまや観光バスが横づけするほどの人気店です。

ホッケについて驚いたのはかれこれ25年前のこと。ちょうど東京でもホッケという魚が一般的に認知され始めた頃のお話。

以下経験談です(これ以降、これ以上の情報なし)。

 

小樽のお寿司屋さんの水槽で、えらいグロテスクな魚が泳いでいました。なんの魚かと聞くと「◯◯◯です」とのこと(名前忘れた。でもホッケではない。イラストはイメージ 。実際はもっとグロかった)。

衝撃の一言はその後で、「内地(本州)に送るホッケだよ。聞いたことあるでしょ?」と。ホッケは聞いたことあるけど、ホッケじゃないの??

さらに、「道内ではこれは食べないよ」と付け加え。

それ以来、しばらくは東京の居酒屋でホッケを頼めなくなったのは言うまでもありません。

という、今となっては都市伝説レベルの記憶でした。

あ、今は東京でも普通に食べますよ。別に体に害がなくて普通に美味しければ良いですからね。

以上、一概に産地や見た目で判断するのはよろしくないですね、というお話でした。ホルモンも軟骨もタンも、昔は捨てていました。近くのお肉屋さんで、1キロくらいの軟骨の塊が20円で売っていたこともハッキリ記憶しています。

昔お祭りで「30円の焼き鳥」が売っていたことがあって、100円を握りしめていた私は、50円のモモではなくこの30円の焼き鳥を3本買った。しかしまずくて食べられず、これがまさに軟骨だった。当時1キロ20円でゴミ同然の軟骨が、串に挿して1本30円だった。やられた!

でもいまやいつの間に、軟骨は大好物だ。

得体のしれないマス類も、これから先いつの間にか好きになるのだろうか。

私たちは、イメージ優先でいろんなことに敏感になりすぎてやしないかい?

うまいまずい好き嫌いって、結構イメージで判断してしまうことって多いですよね。あ、腐ってる場合は別ですよ。それは根本的に体が拒絶していますので。

逆に言うと、このイメージをうまく利用すれば人も騙せるわけです。商品のプロモーションなどは常にこの部分には躍起ですね。

昔韓国の屋台でトッポッキを食べたとき、明らかにおいしくなかったんですが、「チェジウが大好きらしいよ」と聞いた途端に全部食べられたと言う経験も(笑)。

 

ちなみに、上野にある「宇奈とと」さんの800円の激安ひつまぶしは、明らかに値段が怪しいですがいつも美味しく頂いております(笑)。

うなぎの裏話も、掘り下げればきっといろいろと出てくるんでしょう。

 

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