クローンも移行アシスタントももう信用しない。初期化外付けSSDからの起動でiMacが覚醒。
これです先生。求めていたのは!
リンゴが出るまで5秒台。完全に立ち上がるまで30秒。iMac Late 2012覚醒。
惜しくも20秒台は出なかったのですが、立ち上がった直後からサクサク状態で作業できるのが素晴らしく、全く別物のパソコンに生まれ変わってしまった。
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今までの苦労はこちら↓
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前回までのあらすじ
①APFSでフォーマット → ディスクユーティリティでクローン → 最後にエラー
②APFSでフォーマット → Carbon Copy Clonerでクローン → 最後にエラー
③APFSでフォーマット → OS新規インストール → 移行アシスタントでデータコピー → 成功 → しかし起動に2〜3分
③は少なくとも「成功」しているので、使えることは使えるし、起動しちゃえば極速です。しかしこの「起動で待たされる」のがどうにも納得できず、とうとう最終手段を行った。
④ジャーナリングでフォーマット → 何もかも最初からクリーンインストール → 成功 → そして、、、↓
今回は、少しでも楽をしようとしたばっかりに、トラブル時に問題の切り分けができず、路頭に迷ったという好例。
クローンも移行アシスタントももう信用しない。
ちなみに、④だけ「APFS」でなく「Mac OS 拡張(ジャーナリング)」でフォーマットしています。もしかしたら原因はこれだったのかもしれませんが、これを検証するにはその都度6〜7時間を要するため、今回検証はしません。
結果的に、「ジャーナリングでフォーマットして、全てをインストールし直す」という、最も原始的なやり方でクリア。全てゼロから、確認しながら行えばなんてことなかった。
とにかく困ったら初期化。試行錯誤するより、時間的にも精神的にも良い場合が多かったりします。PCは、そのいずれ訪れる初期化のために、常に身軽に動ける準備をしながら使用する。
制御不能で暴走すると、大破。
今回の教訓。
「急がば回れ」
Appleに報告
実は、上の③の路頭に迷った段階で、一度Appleサポートに報告をしました。
このサポート、なんだかまたレベルアップしていて、「電話をかける」のではなく「電話をかけて欲しい」とWEBから申し込む形に変わっていました。
相談内容は事前に記入して申し込む形になるので、電話が繋がってから説明する時間が省けます。申し込み後、画面上には「2〜3秒でお電話いたします」的なことが書いてあったと思うのですが、クリックした瞬間、
1秒未満でかかってきた。
あまりの速さに、別の電話かと思ったよ(笑)。
そして、今回のような少しマニアックな事情でも、電話オペレータとは言え、専門用語が全部通じるので話も早い。そして、カーネルにまで話が及ぶほどの知識。
わかりますか?
これが時価総額世界一のサポートです。
某SONYとかの、途中から「説明書を音読し始める」という、人をバカにした、バイトでもできるサポート業務とは大違いだ。
そう、「林檎農場の奴隷」たちは、あなたたちに守られているという安心感もあるのです。
いつも思うが、あんたら、プロ中のプロだよ。
その時話されていたことは、「リンゴマークが出る前は、各基盤や接続機器のテストが行われているので、今回の場合、この段階でのディスクのフォーマットは直接関係がない可能性が高い」とのことでした。ということはAPFSが原因ではなかった?
30分程度お話しましたが、今回は残念ながら解決策は見つからず。「とりあえず④を行ってみます」ということで電話を切りました。
かつ万全を期すために「ジャーナリング」でフォーマットし直したというわけです。
そして、極速になってしまったiMac。
1TBのSSDはまだそれなりに高額ですが、外付けの場合は常に内蔵HDDもマウントされることから、安く上げたい場合は別の方法があることにも気づきました。
それは、「数百GBの安いSSDを買って、Fusion Drive的な使い方をする」という選択肢。つまり、OSやアプリ関連は外付けSSDで立ち上げ、データ類は内蔵HDDに保存するという方法です。この場合でも体感的にはほぼ同じ速度で作業ができるでしょう。
しかしこういった使い方をした場合、内蔵HDDのバックアップはTime machine以外で対策が必要かと思ったのですが、違うようです。上に「1.24TB」と表示されているということは、内臓から外付けからフルバックアップしてくれるみたいだ。
Time machineすごいな。
というか、これならますます容量が少ない安いSSDでも良かったじゃないか(笑)。
以上、速いPCを扱うということは、生産性が確実に上がるし、いろいろとやる気もわいてきます。やはり道具というのは大事ですね。
現在ウチでスタメン起用している最も古いMacは、Macbook Air 2012(13インチ)。6年使っても全く色褪せないのは、そのスピードを持っているからなのです。
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