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ネットに「高速道路」。通信会社が別料金で高速回線を設けるとどうなる?

この度、「ネット中立性」に関するルールの撤廃を決定。

- 米、ネットに「高速道路」特定サービスに料金→速度優遇 遠隔医療 普及に弾み グーグルなど大手は反発:日本経済新聞

 

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当たり前ですが、ネットの世界は通信会社の回線網がありきであり、それを利用するコンテンツ会社とがお互いに補完し合って成り立っています。

コンテンツの充実で年々爆発的に増えつづけるトラフィック。道路と同じで、利用者が多くなれば渋滞が起きます。

 

- image via 総務省

ビットコインか!

という上がり具合。

これを受けて、別料金でいわゆるバイパスを利用できるようになります、というのが今回の撤廃の概要。もちろん別料金を発生させるのは通信会社。

今回の撤廃の件でグーグル、フェイスブック、アマゾン、ネットフリックスなどで構成するインターネット協会が猛反対している理由は、通信会社が回線規制を行うことで、元々速度を要する動画や音楽などを配信しているコンテンツ会社に対して、高速接続の代価として支払いを請求してくる可能性があるということ。

そうなるとそのコストを賄うために、コンテンツ会社は利用者の月額使用料を上げざるを得なくなるということですね。

P2P(昔話題になったWinnyとかのたぐい)などを利用して膨大なトラフィックを発生させている一部の暴力ユーザーは置いておいて、道路の世界はもちろん、他の業界でも「追加料金」を支払うことで優遇されるのは当然であり、ネットの世界もこうなるのは自然なことだと思います。

 

- image via 日本経済新聞

その「道路」を作る側の通信会社が2年間、この「ネット中立性」によって苦しんできたという説もあり、投資が回復するようになれば、何より速度のストレスから解消される時期が早まります。まだ光回線が届いていない地域もたくさんありますし。

そしてどうしてもという場合は別料金を払えば良いわけで、多少料金が上がっても、速度に対して料金が明確になって私は賛成しています。

ただし、節度を持って行って欲しいですね。

忖度。

 

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