VIXショック?AIショック?第2波を食らう銘柄と強い銘柄。逃げる外国人投資家。
2018年は節分天井彼岸底?
世界的な株価調整が続いております。今回の急落、名前はまだついていなかったはずなのですが、昨日日経新聞で「VIXショック」と出ていたので、そういうことにしましょう。
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9日の日経平均株価は再び急落し、終値は前日比2.3%安の2万1382円となった。米市場に端を発した株価の変動率上昇が相場を下落させた「VIXショック」の第2波を受け、午前に前日比一時771円安まで売られる場面があったが、午後はやや下げ幅を縮小した。
15を超えるとざわつくと言われる現在のVIX指数(恐怖指数)※は、
なんと29.06。
米金利上昇後から跳ね上がり、一時は50に到達。最大警戒が世界中に伝播しました。というか今もその最中です。
※VIX指数:シカゴオプション取引所が、取引の値動きを元に算出。数値が高いほど相場に不透明さを感じていると考えられ、別名「恐怖指数」とも呼ばれます。
そして、いつものごとく円が買われて円高になったので、外国人投資家が次々と日本からも撤退して、日経平均も大打撃を受けたという雪崩、じゃなくて流れ(どっちでもいいか(笑))。
そして日本の恐怖指数である「日経VI」も跳ね上がります。こちらは20を超えると危ないとされているのですが…↓
現在36です(笑)。
こうなってくるともう、自動売買システムが全開放となり、人ではない誰かが危険を察知して売りまくることになります。
人ではない誰か?そう、AIです。
ゆえに、今回は「AIショック」的なネーミングになるかならないかのようなことをニュースかラジオNIKKEIで聞いた気がしたのですが。
2017年は何しても勝てた
ビットコインの高騰も含めて、「第二次バブル期の到来か?」とまで言われた2017年。そんな中密かに、そろそろ?そろそろ?と言われていた調整がとうとうやってきました。
好調なはずの企業が次々に失速。実際は、好調以上に株が買われてしまっていた状態だったのですね。要するに「プチバブル」状態ではあったのでしょう。
今回は、年末から角度を増して騰がった株ほど騰落率が高いと言われています。
現在日本の稼ぎ頭である、ファナック(6954)、ソフトバンク(9984)、ファーストリテイリング(9983)、安川電機(6506)、もちろんこの辺は総崩れ。
年末にグンと角度を上げたオリエンタルランド(4661)も、第1波では5%強のマイナスをつけました。
しかし昨日の第2波では上昇した企業もあります。昨日の東証一部は90%の銘柄が下落する中、3月期業績の上方修正を発表したバンダイナムコHDは9%上昇、前日増配を発表した資生堂は4%上昇しました。そしてオリエンタルランドもプラス着地。
今回は、第1波はもう世界中がパニック状態ですからどうしようもありません。しかし第2波で、本当に強い銘柄かどうか(バブル分だったかどうか)を見極める良い機会になったかもしれません。
とりあえず喫緊の希望としては、早く円安方向に向かってもらって、外国人投資家の戻り待ちです。早くまた、仲良くやりましょうよ(´・ω・`)
このショック、もう数週間は続くのではないかとも言われていますが、やはり急速上昇後は「何かある」と思ったほうが良いですね。特に仮想通貨勢はさんざんだったのではないでしょうか。
こんなときに絶対につかんではいけません(笑)。
年末、テレビなどで煽りまくったメディア側にも問題ありますよね。すでに「靴磨きの少年」状態に入っていました。
当時ビットコイントレーダーの約4割が日本人と言われていたので、時期的に、個人的にはこれを「冬のボーナスバブル」と呼んでいます(笑)。
というか、ビットコインの急落が、今回の株価にも何らかの影響を与えたとも当然あるでしょう。
さて、2月に入ってとんでもない乱気流に巻き込まれてしまいましたが、地道に結果を出して積み上げている銘柄はやっぱり強いな、と再認識もできました。
こちらは毎回地道な好決算を重ねているコメダHD(3543)。第1波ではさすがに揺れましたが、ひとまず今回の調整では今のところほとんどノーダメージに近いと言ってよいでしょう。75日平均線上の2000円は割りませんでした。
何事も、ゆっくりゆっくりが良いのです。
とはいえ、日米とも企業の業績は概ね良好であるので、今回は「バブル分」の一時的な調整と見て、私はまだまだ強気です。