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ブログで一日に1000人集めるためにやったこと。誰でもできるが挫折者多数。

以前も書いたかと思いますが、改めてまとめてみます。上はこのブログの訪問者数の推移です。※2013年10月からちゃんとアクセス数の記録をスタート。

2013年秋に、どこまで集められるかやってみようと思いたち、内容を「訪問者ファースト」(今風に言うと)に全面切り替え。それから約1年間、毎月記録を塗り替えて、翌年2014年9月にページビュー41,909(一日平均1,397)まで上がりました。

 

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2014年2月に書いた下のエントリーは、いまだに人気記事第2位です↓

- メール受信方式は、POPとIMAP、どっちが便利?(2014.02.17)|まなぶろぐ。

このブログは、2005年9月にはじめて、それから約8年間は日記的なしょうもない雑記を連ねておりました。当時訪問者数など全く気にしてなかったのですが、一日数十人じゃなかったかと(笑)。しかもそのほとんどが友人で、知らず知らず内輪ネタにもなり、決してその枠は出ませんでしたね。いつ飽きても良い状態。

 

ポイント1:なぜ書くのかをハッキリさせよう。

日記的なものもね、それなりに楽しかったですよ。すべてオンラインになるのでどこからでもアクセスできるしどこでも書ける。だから8年も続けてきました。今でもたまに昔のエントリーを読み直しては、赤面してます(笑)。

 

韓国のPCルーム(ネットカフェ)で、勝手に日本語キーボードをインストールしてブログ更新したときはすごいグローバル感を感じましたね。今ならスマホがあるのでどこの国に行こうがすぐ日本と繋がれるけど、PCすら持ち歩いていなかった時代(2007.05.02、10年前だ!)。

- From Seoul, Korea(2007.05.02)|旧まなぶろぐ。

このように、単に楽しいから書くっていうのも掴みとしてはアリでしょう(8年は長すぎるけど(笑))。ただし、集まる人は既存のコミュニティ(要するに友人)だけなので、せいぜい一日のアクセスは行っても数十人です。アクセスを気にせず「自分だけが満足したい場合」はこれでOK。

しかし、そのうち書く方も読む方も飽きてきます。これが一時期のブログブームの終焉ですね。概ね日記系の人は次々と飽きていきました。

考えてみればそうです。

一般人の「他人の日記」に誰が興味を持ちますか?

知らないおっさんに「今日は焼肉食った!」って言われてもねぇ。これは私がFacebookのタイムラインにアクセスしなくなった理由でもあります。結局mixiと同じだった(私にとっては)。

-また焼肉(2010.08.27)|旧まなぶろぐ。

もしここに「明日まで半額らしい!お近くを訪れた場合は是非!」という一言が添えられたりしていると「日記」ではなく「情報」として価値を持ち始めます。

ブログを書く理由として、①単に楽しいから書く(日記的・記録的)、②自分の潜在スキルを上げたい(備忘録的)、③とにかく人を集めて小銭を稼ぎたい(ビジネス的)、大きくこのくらいに分かれるのではないでしょうか。

※②の場合は「情報」にもなりうるので、たまにバズるときあり。ちなみに私の理由は圧倒的に②です。③は後からついてきました。だから続けられているのかもしれません。

①②の場合は炎上しない範囲で自由です(黎明期はみんな①だったはず)。好きなときに書いて、好きなときに休めば良い。しかし今となって新たにブログ運営をしたいと考えている方は、大概③ですよね?

であれば、「1日アクセス◯◯人」、さらに「アドセンスで月◯◯円」「アフィリエイトで月◯◯円」など、あらかじめ目標を設定すると、継続させるモチベーションにも繋がりますし、前向きに試行錯誤もできます。

※収益率が高いと言われている「Googleアドセンス広告」は、審査が相当厳しくても有名です。今や簡単には許可が降りないので注意(私の場合は下積みが8年あったからか一発通しでしたが(笑)。詳しくは要検索)。

しかし、最初はなかなか結果がついてこない(なかなか認知されにくい)ため、軌道に乗るまでは平均して数ヶ月はかかるというのも知っておいたほうが良いでしょう。

で、ほとんどがここで挫折します。

私の体感上9割以上の方は辞めます。なぜなら、特に「ビジネスのためだけ」として始めた方は顕著で、ブログを書くのも「仕事」になります。そうなると、軌道に乗るまでは労働量に対して対価が合わなすぎるのです。

 

ポイント2:誰に向けて書くのか?

ここ重要です。

これも上の①②の場合は自由です。自分や友人に向けて書くもよし、家族やペットに向けて書くもよし。しかし③の場合は大きく変わってきます。

誰も興味が無いような、役に立たないようなニッチな内容を事細かく書き綴っても、その道の精通者は集められるかもしれませんが、一定数で終わります。

ということはその逆、「みんなが興味がありそうなこと、検索しそうなこと」について「いち早く調べて、まとめてあげる」ということが必要になってきます。

調べ物をする人、検索する人、に対して真っ先に先回りし、処方してあげるというイメージを持って書くことで、そのコンテンツは価値を持ちやすくなり、人を呼びやすくなる可能性が出てきます。だって、みんなが知りたい内容を持っているんですから。

もちろんスピードもあるでしょう。自分がまとめ終えた頃にはもう似たようなものが乱立していた、なんて状態であれば、遅ければ遅いほど競争率は高くなります。

意識としては、「風上に立て」。

しかしこの「みんなが興味がありそうなこと、検索しそうなこと」のコンテンツに対して、そもそも自分自身が興味あるか、という問題もあります。得意な分野であれば話は膨らみますが、専門外だと手も足も出ません。私の場合は専門外には手も足も出しません(笑)。

後は「何屋?」ということも大事かもしれません。そのブログは何に詳しいのか。多くのライターさんを抱えているブログなら百貨店のように運営できるかもしれませんが、個人の場合はある程度の「専門店」にしないと、中途半端さが露呈して、書いてる方も読んでる方も面白くありません。個人で百貨店は運営できません。

最近の情報商材屋さんがすすめがちな「2ちゃんまとめサイト」だって、専門外ならそもそもまとめる時点で苦痛になるはずです。

何事も、苦痛になったらオワコンに向かう。

根性論では生産性が上がらないのは、ホワイト企業ならもう誰しもが理解しているはず。

 

ポイント3:テクニカルな部分

一昔前ならば、SEO(サーチエンジン・オプティマイゼーション)とか言って、業者に大金を積めば積むほど検索に強い、みたいなことがまかり通っておりました(そのときに行われていた方法は割愛します)。

しかしGoogleにとってみれば、「金だけ持ってる誰も得しないサイト」や「初期投資だけした内容スカスカサイト」、または「同詐欺サイト」を検索上位に表示しても、大事なお客さまを裏切るだけだったのです。

「検索してくれるお客さまには、その検索ワードから意図を予想し、お客様に有益であろう価値のある優良なサイトを順番にお知らせしたい」というのがGoogle側の本音です。

Googleはアップデートに次ぐアップデートを繰り返し、悪質なものにはペナルティを課し、現在は超情報強者であるガチのSEO業者だけが残り、ほとんどの便乗低位SEO業者は死滅。以前と比べて随分とクリーンな検索結果になったと思います。Google検索は毎年どんどん頭良くなってます。

余談ですが、以前はSEO業者のレベルを測るためには「マットカッツはご存知ですか?」と質問を浴びせてみろ、なんてこともありました。SEOを生業としているなら知らないわけはないはずで。知っていたとしても話が膨らまないようなヤツは信用するなと。

またGoogleはこうも言ってます。

「あなたが、検索順位を上げることを目的に行う行為は、全てGoogleの規約違反です」。

それほどこの一文に「オレたちを信用してくれ」というアピールが滲み出てます。

でもいまだに多いですね。「ここをこうすれば検索に有利」だとかの意見(←この瞬間にだいたい素人だと見抜ける)。Googleが言うとおりにやりましょうよ。「検索に有利」じゃなくて「訪問者に有利」だけを考えれば良いのです。

今Googleにそっぽ向かれたらネットの世界でやっていけません。

日本ならYahooがあるじゃないか、と思うかもしれませんが、Yahoo Japanの検索も数年前からGoogleの検索システムを借りて運営しているのをご存知でしょうか。Yahooの中身はもうGoogleです。

長めの説明になりましたが、まずは「SEOを意識したチューニング」というのはほとんど役に立たなくなったので、Googleのガイドラインに添って構築するだけで十分です。Googleからアドバイスももらえるし、それがもっともクリーンです。

 

以上がまず前段階で、次のテクニカルな部分は書き方。

よく言われているのが、
①タイトルはキーワードを含んで25〜30文字
②本文は1,500字から2,000字
③数行ごとにスペースを入れる
④イメージ写真を必ず入れる
⑤更新頻度。

ざっくりこのあたりでしょうか。

はわかりやすいですね。Google検索結果にはページタイトルが大きく表示されます。まず訪問者は、そのタイトルを見て読むか読まないか(クリックするかしないか)を判断するので、タイトルは最も重要なファクターになると言ってもよいでしょう。

ブログの出来は89%くらいタイトルで決まる。念頭に入れておく3つのポイント|More Access! More Fun!

ここに「多く検索されるであろうキーワード(ビッグワード)」を埋め込みつつ、ミドル、スモールワードを用いて「読者のためになるようなタイトル」を考えます。

例えば、前回ブログで「nintendo switch」について書きました。このときの題名は、実はアルファベットにするか「ニンテンドースイッチ」とカタカナにするか迷いました。

Google検索ではアルファベットが5200万件のヒット、カタカナは109万件のヒットで圧倒的にアルファベットの勝利だったのですが、ターゲットは日本人の比較的低めの年齢層なので、日本のスマホフリック入力を考えた場合、明らかにカタカナの方が多いだろうと判断して、あえてカタカナを選択しました。

は問題の内容。訪問者のブログ滞在時間の平均は、1分から長くても5分くらい。「知りたい情報を得て、プラスアルファのおまけがある」という文章だと、だいたい2,000字前後が妥当になります。字数が少ないと「内容が薄い」と判断され、多すぎても相当な内容じゃない限り疲れさせてしまいます。

となると、書いて、調べて、写真を用意して、なんてやってるとブログ本文を書く時間はまず1〜2時間以上はかかります。このブログもここ数年、1時間以内で書き終えたものはほとんどありません。

は読みやすさです。現在、大手サイトや電子新聞の記事を読むと一発でわかると思いますが、1段落は4〜5行で、スペースが入っていると思います。最近なんとなくこの傾向があります。このリズムが読みやすいんですね。

私はなんとなく「最大5行」と決めています(レスポンシブレイアウトのため端末によって行数は変わりますが)。スペースを入れない10〜20行の文章の塊は、読む前から拒否反応が出てしまう傾向にあることを配慮しています。

写真は「訪問者にイメージさせやすく」「視覚的にも印象強くする」という理由で必ず挿し込みます。写真のもうひとつの副産物としては、写真があると自分自身もイメージが膨らみ、文章が書きやすくなるというメリットもあります。

また、「内容は覚えてないけど写真は覚えてる」ということは誰でも良くあることでしょう。「イメージ」は文字に比べてそれほど印象が強いのです。

は言わずもがなですね。基本は1日1記事。ということは「1日1〜2時間以上をブログ作成に割け」、ということでもあります。当然休日なんてありません。これをノルマと課すコンサルさんもおられます。しかし結果が出ていることからも、これがいかに重要かわかると思います。

なぜ結果が出るのか?結果が出るまでやめないからです。

ちなみに一番上のグラフでは、2015年に入って落ち始めています。当時考えられたいくつかの理由はあったのですが、その一つとしては、毎日書くのをやめたからです(笑)。要するに、毎日来てくれる人を裏切ってしまったのです。

ここでだいたい「忙しいから」とか「時間がないから」とか言い訳が出てきますが、忙しい人ほど意外と発信力が高いということも知っておきましょう。そもそも時間のマネージメントが下手だったというオチです(笑)。

常に情報を仕入れているので、アウトプットが早い、という理由もありますね。

 

以上が私が一日1000人集めるために意識したことです。この基本事項を踏まえた上で、その後に初めて「文章力」や「キャラクター」で差が出てくるんだと思いますね。トップブロガーのブログはやはり読んでで楽しいし、同時に多くの情報や知識も身につけられ、大変ためになります。

だらだらと書きましたが、要は「自分の満足」ではなく「訪問者の満足」を意識するということ。そのために、「多くの人は今何に困っているのか?何を知りたがっているのか?」というアンテナを常に立て続けなければなりません。ビジネスと同じですね。

ちなみに、一般人が芸能人や著名人のブログを真似しても人は集まりません。彼らは街を歩いてるだけでも人が集まってくる存在なので、そもそも環境が違うのです。

 

あとがき

乱文により随時訂正予定ですm(__)m

また、いろいろな可能性を検証すべく、現在このブログの他にさらに2つのブログを運営しています(他では実名を出していません)。一つは超専門店系、一つはまとめ系。この検証結果はまた数年後に書けたら良いなと思っています。

ちなみに、今回は総文字数6017文字。書きすぎました(笑)。

↓あと、永江さんの著書はためになりますよ。

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