Facebookにビットコインのブロックチェーン技術が採用される?
- image via ブロックチェーン関連本おすすめ6選。初心者から人文系読者まで
ビットコインといえば、世間ではその暴騰ぶりに投機として注目している方も多いと思いますが、ビットコインの何がすごいかというと、その基幹となっているブロックチェーン技術です。
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ブロックチェーンとは?
ビットコインに触れる機会が急速に増えるにつれて、その台帳技術として採用されている「ブロックチェーン」という単語も目にする機会が多くなりました。
ビットコインにおけるブロックチェーンとは、簡単に言うと「台帳記録はコミュニティー参加者で共有する」というものです。
はい、こんな説明じゃわかりませんね(笑)。
いや、特に技術者でない限りこの部分は詳しく分かる必要もありません。これだけSNSが普及しても、クラウドすらいまだによくわからない人はいっぱいいますし、知らなくてもビットコインのトレードはできます(笑)。
ブロックチェーンとは、インターネット上の複数のコンピューターで多数の参加者が取引記録を共有し、互いに監視しながら正しい情報を鎖(チェーン)のようにつないで蓄積する仕組み。暗号技術を組み合わせることで、改ざんが極めて難しい分散処理・管理を実現でき、従来の集中処理型のインフラと比較して、管理コストが削減でき、安全性も担保されるといったメリットがある。
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ブロックチェーンの大きなメリットは、共有することでチェック端末が果てしなく多くなるので、セキュリティレベルが格段に上がることが挙げられます。現にビットコインはこれまでただの一度も改ざん、突破されたことはありません。
現在、世界中の銀行がセキュリティにかける予算は、数十兆円と言われます。これは国家も同じで、ハッカーから情報を守るために税金が大量に使われています。
セキュリティ技術が高いものであれば、個人情報の登録に向いているシステムでもあり、今後、国家が管理している「住民台帳」などの機密情報も管理が可能になります。
そしてそれはスピーディに、低コストで、人の手を借りずに、個人で引き出すこともできるようになるでしょう。
また、医療に関しても採用が期待されています。
個人をDNAレベルで分析し、その人が未来にかかる病気まで分かるようになると言われています。今までDNAは究極の個人情報と位置づけられ、そのセキュリティの問題で開発が進んでいませんでした。
また、カルテを電子化してブロックチェーンに上げることで、様々なAIが未来の病気を計算して予防する、なんてこともやりやすくなるでしょう。
ビットコインはさておき、
このブロックチェーンは「人類の遺産」とまで言われるほど、将来期待されている技術です。
SNSでどう使う?
Facebookのマークザッカーバーグは、このブロックチェーンをFacebookのサービスにどう利用できるかを、2018年の挑戦として取り組むと発表しました。
「中央集権システムからパワーを奪い、人々の手に取り戻す暗号化と仮想通貨という重要なカウンタートレンドがある」と指摘。
SNSが抱える問題のひとつとして、利用人口が多くなればなるほどそのルールの隙を突いて、どうしてもその質が下がる傾向があります。
倫理面の整備が遅れているのは仕方がないのですが、虐待やヘイト、国家の干渉など、先行して様々な問題も抱えています。
また、現在のようなクラウド形式の運営の場合、20億人のユーザーを抱える規模のサーバーがダウンしたら、一発で世界が大混乱に陥るでしょう。
このブロックチェーンを利用したSNSが誕生したらどう変わるのか?よりクリーンで安定した環境を期待しています。
特にFacebookよ(笑)。