米航空株は狙い目か?原油高とバフェットの動き。
投資の神様、ウォーレンバフェットの近頃の行動。
①全体の約4割を金融株に。
②航空株を買い増し。
③原油関連株は全て売却済み。
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バフェットの動きは世界中でチェックしている方が多く、それだけ影響力があることから、投資家がそれに右へ倣えするが傾向は大いにあるわけで。
アップル(AAPL)が上昇角度を増したのも、少なからず影響があるでしょう。下は日経の5/5の記事です。
「米国で2番目に収益性が高い企業のほぼ2倍も稼ぐ。信じられない企業だ」。著名投資家のウォーレン・バフェット氏は米CNBCのインタビューで、投資先であるアップルを手放しで褒めたたえた。
ここ数ヶ月のAmazonの猛追で1位の座が危ぶまれていますが。そう言えば、Amazonに投資していなかったことを悔やんでいたこともありましたね。
発見。去年の5月でした↓
- バフェット氏「失敗した」アマゾン投資機会逃し後悔:日本経済新聞
流行色が2年前から決められているように、
今後何が流行るかには人為的操作も含んでます。
という意味からも、自分であれこれ考えるよりもバフェットの行動を監視する方が最短距離になる可能性が高いという理屈も通ります。
今回はとりあえず金融株は置いておいて、航空株について。
航空関連は、原油価格に大きく影響を受ける側面もあります。単純に利益が圧迫するからですね。これを逆手に取ると、近頃続いている原油高のおかげで、今が「割安ゾーン」で推移してしていると考えることもできます。
以下は米4大航空会社の1年の動きと簡単な比較です。
デルタ航空(DAL)
・PER:10.13倍
・配当利回り:2.46%
・4-6月期決算:9.6%増
サウスウエスト航空(LUV)
・PER:14.69倍
・配当利回り:1.05%
・4-6月期決算:0.2%増
ユナイテッド航空(UAL)
・PER:10.94倍
・配当利回り:配当なし
・4-6月期決算:16.7%増
アメリカン航空(AAL)
・PER:8.62倍
・配当利回り:1.03%
・4-6月期決算:8%増
おまけ
・PER:12.69
・配当利回り:2.75%
・株主優待:国内線50%割引券
・4-6月期決算:5.9%減(前期比)
・PER:13.13
・配当利回り:1.82%
・株主優待:国内線50%割引券
・4-6月期決算:21.6%減(前期比)
航空株は非常に魅力ありなんですが、LCCが一般的に認知されてきた今(最近はもういつ乗っても満員です)消耗戦で疲弊していかないかが心配なのと、あとは何より配当が若干弱めなんですね。
とはいえ米航空株は、アメリカンエアを除いた、デルタ、サウスウエスト、ユナイテッドは、過去10年で5倍〜8倍に上昇しています。10年で8倍と言えばアップルと同じ。
果たしてバフェット効果(?)でもうひと伸びあるでしょうか。特にデルタ、ユナイテッドは目立って業績好調です。さらに、原油安に傾いたときも注目です。
日本は全く読めませんが、米はひと伸びはありそうですね。
バフェット保有銘柄ベスト10(2018.8)
順位 | 銘柄 | 比率 |
1位 | アップル | 23.84% |
2位 | ウェルズ・ファーゴ(金融) | 12.81% |
3位 | クラフト・ハインツ(食品) | 10.46% |
4位 | バンク・オブ・アメリカ(金融) | 9.79% |
5位 | コカ・コーラ(食品) | 8.97% |
6位 | アメリカン・エクスプレス(金融) | 7.60% |
7位 | USバンコープ(金融) | 2.57% |
8位 | ムーディーズ(金融) | 2.15% |
9位 | フィリップス66(エネルギー) | 1.99% |
10位 | バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(金融) | 1.79% |
米4大航空会社も全て保有していますが、ベスト10には入っていないようです。こう見ると、アップルもバフェット次第感があります。