diary Investment

ADR廃止で米国株を売りきれなかったときはどうなる?参考になさってください(WBKの場合)。

おーいSBIさん、言ってることと違うじゃないかー😭

今年1月31日で米ADR上場廃止となったウエストパックバンキング($WBK)ですが、当時は期限までに全て売り払うことができず、売れ残りの投資金が半年近く宙ぶらりんになりました。

※ADRとは=米国以外の企業が米国に上場している株式。有名どころではアリババ(中国)やユニリーバ(英国)など。ウエストパックバンキングもオーストラリアの銀行です。ADR銘柄のメリットは、配当金に米国税(10%)がかからないこと。

※米国税(10%)は住民税で相殺できるので実質0円にはなるんですが、全部自分で申告しないとならず、さらに米国税を知らない人が担当になり、それを論破できる知識がないと泣き寝入りなので注意。

↓こちらが泣き寝入りした関連記事w

米国株の配当金。二重課税の租税条約を知らなかった青色申告所の職員たち。

さて、今回の詳細を時系列でまとめると以下の通り。

 

12/30:上場廃止の情報を得る

上の情報はマネックス証券の情報を慌ててメモったもの。

仕方なくタイミングを見ながらちょこちょこ売却運動を実施したものの、株価が奮わず結局3割くらいはギリギリまで売れず。

 

1/25:SBI証券にいつまで取引できるか問い合わせ

マネックス証券の告知を例に出し、米時間と日本時間でしっかり確認。

結果、SBI証券では日本時間で「1/31の23:30〜2/1の6:00」まで取引できることを完全に確認

ということで、泣いても笑っても1/31に全ての決着をつけようと考えていたのですが…。

 

1/31夜:すでに取引できなかった(大汗)

これが冒頭の画像。

おーーーーい(笑)。

 

2/1:再度SBI証券に問い合わせ

1/25の電話録音を確認いただいたところ、SBI側が間違っていたことを認める。しかし「説明が間違いでした。払い戻し時は取引報告書が行きます」であっさり終了。払い戻しのおおよその時期を伺うも「それはわかりません」と。

この機械的対応がどうにも腑に落ちずも、まぁ、もうお姉さんを責めてもしょうがないので、仕方なく受け入れるがままに。

ここで全ては自己責任だと再認識。

しかしSBIさん、明らかに誤った情報を伝えたのですから、せめて「少々お待ちいただくことになってしまい申し訳ございません」のような一言はあっても良かったかと(正直なところ、この応対に少なからず腹が立ったのは事実ですよ)。

【格言】責任力のない電話交換手の発言は信用するな。

 

3/2:払出通知書が届く

一瞬、思ったより早いじゃん!と思いましたが、ただこれは、単に「NISAから外したよ」というだけの通知。

同タイミングで、「あなたのお金は米ニューヨークメロン銀行が預かったよ」みたいな通知もどこかで来ていたと思うのですが、これは見つけることができず。

 

ちなみに「メロン銀行」とかちょっとかわいいですが(笑)、単にメロン財閥が作った銀行であり、みんな大好きなメロンとは何の関係もありません。

※アメリカの3大財閥:モルガン、ロックフェラー、メロン。

 

7/5:普通に配当金が入る

え、なんで配当金出てるの??(笑)^^;

まぁいただきますけども。

 

7/7:権利売却通知書が届く

やっとです。

6月中だと考えていたものの、7/7でした。81株分、計1,173.54ドルが口座に振り込まれました。

以上このNISA分は、2019年4月に81株を「1,494ドル」(160,754円)で購入し、今回振り込まれたのは「1,173.54ドル」ですから、結果「マイナス320ドル」。

のはずなんですが…?

 

2019当時の為替は1ドル107.6円、現在は137.2円ですから、日本円に戻すと「-320ドル」でも1万2000円くらいのプラスになっちゃったとさ。

結果のみとしては、SBIさんの誤りで半年縛られたのは皮肉にも超結果オーライとうことに。納得はしてないけどね(大苦笑)。

いい勉強にはなりました。

ウエストパックバンキングは、配当6%で結構おいしい銘柄ではあったんですけど残念です(もちろんADRをやめただけで、倒産したわけではありません)。

オーストラリアは、先進国でかつ今も人口が一直線に増え続けており、2019年(コロナショック)までは先進国で最も長い28年連続のプラス成長を達成するなど、非常に魅力的な国のひとつです。

「払い出し」ではなく「豪市場に移し替える」、ということもやろうと思えばできたようですが、「日本からオーストラリア市場の口座を開設する」には相当面倒だということがわかって、結果諦めました。

 

今回は、同時期にガソリンの「シェル石油(英国・ロイヤルダッチシェル)」もADR廃止になったりと、ADRは米国税(10%)がかからない分、こういったこともまぁまぁあるということも覚えておきましょう。

昨年はチャイナテレコム(中国)だったりとかね(←今回このチャイナテレコムの情報を参考にしていました)。

 

↓関連記事です。

人口増加が経済成長の絶対条件。豪ウエストパックバンキング ADR(WBK) に投資。

 

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