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日本マクドナルドHDのV字回復と米アップルの戦略とヤマトHD。良いものには人は集まる。

1年前、カサノバCEOの元で急上昇に転じた日本マクドナルドHD。

優待目当ての株主が、20万円代で比較的気軽に購入できた株価は、あれよあれよのうちに50万円台(もう買えませんわ)。その戦略とは。

 

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1:高級志向に変更
2:全面禁煙に変更

もちろん裏でどんな駆け引きがあったのかは一般人が知る由もないですが、「一人当たりの単価が高い高所得層」をターゲットに舵を切ったことが幸いしたのではと、一般的には言われています。

「100円マック」じゃどんだけ頑張っても結局は消耗戦。そして、そもそもそこに集まってくる人が問題だったのです。

加えて全面禁煙。総務省の発表でも分かる通り、現在喫煙率は年収に反比例します。これも上の理由と同様に、要するに低所得層をぶった切ったのです。

 

その価値はフレッシュネスバーガークラス。

もうグラン食べたら他は食べられない(個人的な感想です)。ちょっと高いけど、満足度がそれを勝る。ただ、初老の胃には相当お腹が空いていないとキツイので、たまにチキンクリスプにはなる(笑)。

 

「グラン」とか、タイムリーにネーミングもいい。

新幹線の「グランクラス」は儲かっているのか 客室狭い先頭部、普通車にするよりも有利? | 新幹線 - 東洋経済オンライン

 

マクドは基本、個人的に、ポテトのディップとして「マックシェイクバニラS」を別に注文するので、その総カロリーたるや1150kcalを超える(笑)。これだけで、一般成人男性の一日の平均摂取カロリー(2000kcal)の約6割を占めるわけです(笑)。

 

ところで、そのフレッシュネスバーガーって、知ってる限りではどんどんなくなってませんか。思いつくのはもう新千歳空港店くらいだ。

- ハンバーガー カフェ【フレッシュネス】(株)フレッシュネス
↑WEBサイト見たら結構いろんなところにあることはあった。

 

写真発見。

2005年11月9日、13年前だ。今はなき札幌すすきの店にて。って、待て待て、これ全部オレの?当時これ全部食ったの?

若いなーオレ(笑)。

 

↑今や、夕食ですらこんなときアリ(笑)。

 

話を戻して。

そんなマクドナルドが上昇していく中、それとは対象的に置いてきぼりになったモスバーガーの苦戦が記事になって久しいですが、やはり肝は喫煙か禁煙かじゃないかと思いますね。

- モス苦戦、消えた持ち味 「健康」埋没しマックと差:日本経済新聞

タイムリーに、参考になる良記事発見↓

いい客とはどんな客か。ビジネスで生き残るためにはいい客を選べ

300円しか使わないお客さんを30人集めるより、1000円使うお客さんを10人集めれば良い。そのほうが後々お互いのためになる、という発想。

「安いから来る」というお客さんは、安くなくなれば当然来なくなるわけで。消耗戦は目に見えています。反対に、「モノの価値」を求めるお客さんは、多少価格が上下しても満足度を優先するのです。

この「高級志向」と言えば真っ先に、現在時価総額世界1位のAppleが思いつきますが、こちらはすでに言わずもがなでしょう。iPhoneでもわかるように、元から上位層だけを見て発展してきた企業の代表です。

で、なんで今更こんなことを考えたかと言えば、先程こんなニュースが入ってきたから↓

人材確保のための費用は増加するものの、大幅な増益を確保する。これまでヤマトHDは人手不足などに苦しんできた。「値上げ」という経営判断が奏功し、4年ぶりの増益に転じる。
- ヤマトHD、値上げ効果で今期営業8割増益:日本経済新聞

これ、同業他社がひしめく中、相当な断腸の思いの元に実施した値上げです。昨年秋のこと。私は賛成派でした。

 

当時は当然賛否両論がありましたが、結果はこうなりました↓

 

昨年秋と言えば、時近くして佐川急便が上場するなど、その他のノイズは多くあったかと思いますが、結果的に8割の増益って、すごいですね(まだ予想ですが。オフィシャル発表日は5月1日。本日のオリエンタルランドと言え、日経新聞はいつも先走る(笑))。

多少値が張ったとしても、「良い仕事をしてくれる」、「良いものを提供してくれる」、という企業に人は集まるんだな、と考えた一日でした。

お粗末。

 

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