diary Investment

投資で初心者や情報弱者が負けまくる仕組み。肝は損切りと知識不足。

株価上昇中のとき

テレビや新聞でも多く取り上げられるようになり、新規参入者(初心者や情報弱者も含む)が集まりやすくなる。だからさらに上がる。

 

反落をはじめたとき

買う人がいなくなれば下がります。

下がることに慣れていない初心者は焦り、例えば100万円が95万円になって目の前の小銭でパニックに。中でも短期トレーダーは5%前後の落下でも命取りになる場合も。

まだ5%は耐えられたとしても、10%くらいの落下となるとさすがに慌てるでしょう。このレベルになるとテレビや新聞でも悲観的な記事が多くなり、翻弄され始める頃合い。

 

ショックレベルになったとき

報道ではあちこちで終了フラグが立ち、身も心も冷え切ります。ここで多くの人が諦めて退場します。

特に資金力に乏しい短期投資家などは証券会社から強制退場させられることもありますし、ギャンブル脳の人は「大損した」という捨てゼリフも吐くでしょう。基本的に、投資で大きな損をすることはまずないんですが。

中には全財産を吹っ飛ばすというある意味ツワモノも。ちなみに中央銀行が、なるべくショックが起こらないよう資産買い入れ額を徐々に減らしたりと(最近よく聞くテーパリングとはこのこと)常に微調整を行っているのは、ショックが起きると「ホームレスが増えるから」だそうだ。

 

30%前後の落下は、今まで10年周期くらいで訪れています。ちなみに2020年のコロナショック時はS&P500の落下は1ヶ月で約32%です。

 

反発に向かい始めたとき

ここで情報強者が動き出します。

落下しきって安くなった株の買い占めに走り、投資額も大きいので、株価もどんどん上昇し始める。

例えばこれが当てはまるかわかりませんが、コロナショック時にリアルタイムで体験したのがオリエンタルランド(4661)

 

先が見えずに連日下がり続けましたが、12,000円を切った瞬間に「ドッカン買い」が入る日が続き、結果的に終値で12,000円を割ることはありませんでした。

恐らくNISAで欲しかったという方が想像以上に多く、またそれをあらかじめ予想した情報強者たちによる買いが集まったのではと分析しています。オリエンタルランドは毎日欠かさずチェックしていますが、これには本当に驚きました。

 

再び上昇トレンドを描き始めたとき

またテレビや新聞でよく取り上げられるようになり、新規投資家が集まりやすくなる(以下ループ)。

 

まとめ

このループをまとめると上のようなイメージ。

以上とても乱暴で極端な例ですが、世間一般では「8〜9割が負けて、勝てるのは1〜2割」なんてことも良く言われます。

確かに結果的には8〜9割の負け分を1〜2割が回収しているという図式は間違っていないかもしれませんが、そもそもこれらはほぼ全て短期的な売買に限られるという大前提を知らない人も多いです。

また、自ら学習する習慣がない人は、びっくりするような詐欺まがいの商材などにも引っかかりやすく、「数日で数倍」などの非現実的なコピーであっても積極的に信じてしまいます。

加えて大手企業を信じ切っている傾向もあり、銀行などが用意する商材にも喜んでハンコを押してしまったりもします。

どれもこれも全て学習不足、見識の狭さに起因します。

 

初心者にありがちなマインド

投資はギャンブルだと思っている。
本当に数日で数倍になると思っている(公営ギャンブルやりすぎ)。

情報源がテレビや新聞のみ(もうみんな知っている)。
学習しない(だから周りの意見で判断を下す)。

短期で得た利益に喜ぶ(公営ギャンブルと同じ感覚)。
短期で失った損失に苦しむ(公営ギャンブルと同じ感覚)。
利益は消費に回してしまう(複利を知らない)。

暴落時に狼狽売りをしてしまう(簡単すぎる)。
豪華な生活に憧れている(全て負債。昭和かっ!)。

上級者にありがちなマインド

投資は史上最強の定期預金だと思っている。
そもそも最初からお金に困っていない。
見込みのある国を選んで投資する。

財務諸表もしっかり読み込む。
情報収集を怠らず学習習慣がある。
だから周りより1歩〜2歩先に動ける。

最低でも10年以上は育ててから回収する。
お金はお金が生み出すという仕組みを知っている。

暴落時は売るのではなく買うことを考える。
生活は超質素。

「好きな食べ物は卵かけご飯。腹減った時に食う卵かけご飯がどれだけうまいか。バカみたいに高い食材とか必要?(by ひろゆき)」

この辺を肝に銘じて立ち回ることができれば多くのマイナスは回避できるはず。いずれにしても、売らなければ勝ち負けは確定しないのですから。

もちろん、情報弱者がいてくれるからこそ上級者は潤うのですが、できれば潤したくはないですよね。

 

ちなみに上が、S&P500(米国)の過去20年です。

現在は少し上がりきって怖い局面にあることも否めませんが、今30%のショックが来たとしても3100ドルですからね。俯瞰して見れば虫に刺されたくらいの痛みかもしれません。

でも確かに、コロナショック時は相当慌てたのも正直なところです。そりゃ、短期落下率で言えば1929年の世界恐慌以来ですから。

為替ドル円は一時的に101円台まで動き、私も104円までは段階的に指値を出していましたが、そこから先は身が固まってしまいました。

また当時はtwitterのフォロワー数が一時的に結構な割合で減ったのですが、これは「twitterアカウントを消してまで退場された方」が多かったことを物語り、twitterを見ているだけでもショックの度に退場者が出ていることもよくわかります。

 

ちなみにこちらは、米国の過去200年です。

他は中国インドアフリカなど、今後多くの労働力を引っさげて潤ってきそうな国々も名を連ねますが、個人的には覇権国になるには少なくともまだ数十年は力不足かなと考えております。

投資は自己判断で。

 

↓とりあえず「義務教育本」ですw

 

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