買って良かったSwitchBot温湿度計。部屋の温度と湿度を管理すると何が変わったか?
こいつをただの温湿度計と思うなかれよ。
昨年、電化製品のいろんなものを自動化していく中で半ば勢いで買ったような温湿度計ですが、意外とこいつが結構な仕事をしてくれたというお話。リビングと寝室で2台購入。
まずは購入から1年以上経過して可視化されたもの。それがこれだ↓
こうして温湿度の推移をみると、今年1年が思い出されます。うちのリビングの最高室温は8/28の32.9℃で、最低室温は1/9の5.1℃、そして平均は18.4℃でした。
こういうの、外気温なら過去の天気予報を検索すればわかると思いますが、「室内温湿度の記録」であることが生活上貴重なのです。
改めて2020年は、1月が最も寒かったんですね。そして7月が涼しかったのは湿度も下がったから。
大きな発見はその湿度で、うちのリビングでは最高が7/10の85%、最低が2/24の32%でした。湿度は60%前後が最も快適だとされていますが、6月〜9月はほぼ常に70%あたりと極めて高く、確かにいろんな菌が繁殖しそうな時期だというのも改めてよくわかります。
だから湿度が高いときは下げようとしましたし、逆に低いときは上げようとした年にもなりました。
特に気をつけなければいけないのは低いときですね。リビングはガス式ファンヒーターなので若干の水分を含んでいますが、寝室はエアコンなので、これをつけると一気に湿度が30%台に急降下することに驚きました。
30%台は、今度はいろんな菌が飛びやすくなって危険な状態。
どなたか検証して欲しいですね、湿度30%と60%を比較して「体を壊す度合い」がどう変わってくるのか。特に寝室でエアコンを使っている場合は加湿対策は必須ですよ。
でも最もエコで強力なのは、加湿器よりも「バスタオルを濡らして部屋に干すこと」ですね。
加湿器だと部屋の至るところにカルキがついたり、そもそも水の中の菌を飛ばしちゃったりと、特に超音波式の安い加湿器は害悪でしかありません(無駄だから絶対買うなよ!)。かといって高い加湿器はその初期費用に加え、電気代やお手入れなどのランニングコストもそれなりにかかってきます。
イニシャルコスト(初期費用)が1〜2万円、ランニングコストに月数千円、これが「経費で落ちる」という条件があるならば高い加湿器を買っても問題ないでしょう。でもそれ以外はね。プラズマクラスター!とか言われても全部産業廃棄物。
てか湿度なんて「濡れバスタオル」で全部賄えるんだから、一般家庭であればやっぱりバスタオル作戦が最高なんです。湿度も加湿器より上がるよ。何よりお手入れも必要なし。
バスタオルをいちいち濡らして絞るのが、冷たくて、面倒で、、、と心配される方?何のために洗濯機があるのですか。バスタオルを洗濯機に入れて給水10秒、脱水20秒で、はい、いい感じの「濡れバスタオル💕」が出来上がります(笑)。
あとは好きに干せ!笑
こちらは直近一週間の記録。
昨日が相対的にもどれだけ寒かったかよくわかりますね〜。ウチのリビングは月曜0時過ぎには5.3℃まで下がってました。でもガスヒーターをつけると、若干湿度が上がるのもわかります。
また、実はこいつはアレクサと連動させて「〇〇度になったら自動でエアコンをつける」なんて機能も備えていますが、これは結局一度も使いませんでした。不在の時にエアコンがついちゃってもなんなんでね。
でもこれだけの記録で十分期待以上の仕事はしてくれたと思いますね。これは今後もずっと記録し続けるわけで、またいろんなことが見えてきそうです。
で、タイトルの「何が変わったか」ですが、とにかく湿度を気にするようになりました。
夏は、「エアコンは水分を奪う」ということを逆に利用して湿度を下げたり、冬にエアコンを使うときは必ず水分対策をするようにもなりました。
特にウイルスが騒がれる昨今、部屋を可能な限り高湿度に保つのは必須です。理想は50%以上。全力で対策するのです。湿度が高ければ体感的にも暖かくなりますしね。
ただどんなに頑張っても、冬のエアコン下で湿度60%に持っていくのはウチでは無理でした。エアコンつけちゃうとバスタオル2枚濡らしても50%にも届きません。それほどに、エアコンの水分を持っていく力は強力なのです。
やはり昔の、ストーブの上にやかんを置くというのは人類の英知なんですね。できるのであればこれが一番です。
調べてみたら、このタイプのストーブって結構な値段するんですね(5千円くらいかと勝手に思ってた)。
ちなみに3年前に胆振東部地震が起きた際、北海道地方でこのタイプのストーブがバカ売れしたのが記憶に新しいです。湿度以前に、電気がなくなっても生き残るためのアイテムがこれだ。
↓とりあえず買え。
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