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公営競技(公営ギャンブル)は1レースでどのくらいのお金が動いているのか?闇深い世界。

私はよくガールズケイリンを見ます。よっぽどのことがない限りお金は賭けませんが、「このレースはどのくらいのお金が動いているのか?」ということはたまに計算します。

男子はわかりませんが、ガールズの場合、私が計算した平均では1レースで20万枚前後の車券が売れます。1枚100円ですから、1レースの売上はまず2000万円ということが簡単にわかります(まだサンプル数が少ないため、数字は参考程度に)。

発売数は車券購入サイトを見れば下のようにリアルタイムで確認できます↓

 

うち75%は当たった人に還元されるので(オッズは全てそうなるようリアルタイムで算出されている)、胴元がテラ銭で抜く額は常に25%でこの場合だと500万円。

ここから選手に払う報酬は7名合計で約30万円〜100万円(レースクラスによる)。これも同サイトで確認できます↓

 

その他営業・運営費は、上場しているわけでもなく全て国の管轄なので永遠にわかりませんが(この時点でいきなり闇深いw)、1レースにつき数百万円は胴元に落ちていると想像できます。1日10レースあれば、会場ごとに1日数千万円。しかしこれでも赤字だという声も(?)。とにかく運営費の計算ができないので詳細はわからず。

 

LCCの飛行機を一本飛ばすのに、満席180人✕客単価1万円として「売上MAX180万円」と考えると、利益率にもよりますが、胴元としては決して悪くない商売だと思うんですけどね。

ざっくり売上のみとしては「1レース=LCC飛行機10便分」。たった数分のレースでこのお金の動きは凄まじいです。

じゃ、その所管はどこなんだってことですが、下に一覧でまとめてみます(カッコ内はテラ銭=胴元が抜く額)。

競輪(25%) 経済産業省
競馬(25%) 農林水産省
競艇(25%) 国土交通省
オートレース(25%) 経済産業省
スポーツくじ(40%) 文部科学省
宝くじ(55%) 地方自治体
パチンコ(15%) 警視庁

さて、いろいろ闇深そうでここでは掘り下げませんが(特にパチンコの所管)(笑)、もれなく国の運営費、まんべんなく税金にはなっているようです(?)。

パチンコ業界を管轄する警察庁の関係者が「パチンコで換金が行われているなど、まったく存じあげないことでございまして...」と発言したことが話題となっている。

警視庁「(パチンコ換金)まったく存じあげない」の衝撃発言、なぜ起きた? 日本社会にはびこる本音と建前 - エキサイトニュース

これらは比較的ご年配の方々の娯楽という位置づけもありますから、ということは「国が個人に支払った年金の、2〜5割は合理的に回収できている」とも考えられますね。

また選手側としても決して待遇は悪くないようで、実際昨年、東京オリンピック候補だった一人が「稼ぎたいからオリンピックは出ません」とハッキリ出場を辞退して、ケイリンに専念した選手もいらっしゃいます。

以下は昨年のガールズ賞金ランキングトップ10↓

当然オリンピックに行った選手はランキングには入れず、1位が2600万円。これが多いか少ないかは別として(ちなみに2000万超えの税率は40%なので、2600万円の可処分所得は1600万円くらいに下がる)、女子プロスポーツの職業が少ない中でのこの収入額は「女子サッカー」などと比べると雲泥の差で高く、悲しいかなギャンブル業だからがゆえ成り立っているのでしょう。

 

少なくともこうしたお金の流れ、期待値、テラ銭、機会費用などの実態を理解しておくと、上のようなところにお世話になる必要はないと思いますよ^^;

 

さて、今回北京オリンピックで活躍した、スピードスケートの高木美帆さん来てくれないかなぁ、なんて淡い期待も持っています(笑)。橋本聖子ばりの、即戦の超人的スピードが見られそうで。何より競争心も人並み外れてるはずですし。

4年後もまた、出るんですかね。女子競輪は稼げるぞ(笑)(小声で)。

ちなみにその、橋本聖子さんが急遽自転車に転向したとき、当時オリンピック出場をはじき出された選手がいて、今女子競輪選手です(現在49歳)。当時はまだ女子競輪という職業がなく、オリンピックを諦めた後はバイト生活だったとのこと。

昔、ゴルフの上田桃子さんが、「バレーボールとか本気でやる人考えられない。女がスポーツで食べていくならゴルフしかないでしょう?」みたいなことをブログに書いて大炎上🔥したことがありましたが、女子競輪選手は比較的良いほうなんじゃないかと思います。

とはいえ私は早く、自転車も「スポーツ」として観戦できる日を待ち望んでいるのですが。

なぜなら会場に行くと、選手に「◯ね!」とか平気で言う人が結構いて、はたまた公共のテーブルや椅子はゴミだらけ。とにかくあの客層には辟易しているのです。

 

昨年、「会場では車券を売らない」という、新しい客層を狙った斬新なコンセプトの「千葉競輪場」がオープンしました。果たしてうまくいくかどうか。

世界最速の称号をかけて、ワールドクラスの自転車トラック競技選手が千葉に集結!1年を通してトーナメント形式で戦います。

「PIST6 Championship」が10月2日(土)に開幕!

まだイマイチ盛り上がってないんですけどね。

 

「並んでいるってことは、俺のほうが速いんだ」中野浩一伝説

 

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