米ハイテク株、FANGの次は上場期待の「SLAW」? 上場することは良いことなの?
一足早く、1/2から始まっている米取引ですが、一昨日昨日と出来過ぎなほどの好スタートを切りました。
特に昨晩は、NYダウ、ナスダック、S&P500の3指数とも最高値をつけ、その流れを受けてか、本日大発会だった日経平均も大きくジャンプアップして2018年がスタートしました。
- 米国株、ダウ続伸し98ドル高 主要3指数が最高値 景気期待で:日本経済新聞
- 東証大引け 急反発で26年ぶり高値、741円高は16年11月以来の大きさ:日本経済新聞
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さて、本当に2018年も良い年になるのでしょうか?
しかし、過去4年は大発会から10日間の日経平均の推移は、いずれも下がっているといいます。じっくり押し目を探して正月景気を見物するのも一つの手かもしれません。
そんな米株式市場を長く牽引しているハイテク株、「FANG」(Facebook、Amazon、Netflix、Google)に続いて、今日「SLAW」というキーワードが出ていました。
S=Spotify(音楽ストリーミングサービス)
L=Lyft(ライドシェア)
A=Airbnb(民泊サービス)
W=WeWork(シェアオフィス)
Airbnb以外は社名すら知りません。
「SLAW」はいずれもまだ上場していませんが、新規株式公開(IPO)への期待が高まっているそうです。
しかしこの「上場」ですが……
近年米国では、上場したくない企業が増えているとも聞きます。
上場のメリットは、企業にとって潤沢な資金を得られることが第一に上げられますが、非上場でも資金を集めやすい環境があれば、上場することで義務化される「四半期ごとの情報開示」や「株主からの圧力」などの煩わしさから逃れることができます。それゆえに、2017年の新規上場数はやや盛り返したものの、2014年のピークには届いていません。
何から何まで開示しなければならない上場企業ですが、良い悪いを含めて、このことが足かせとなる場合も少なくありません。
昨年のウーバーなんかは良い例で、新規上場を急かされたがゆえに内部で混乱が起き、結果的に上場は先延ばしにされました(セクハラ問題は別(笑))。
現在、MAU(月間アクティブユーザー)で3億3000万人を抱えるTwitterなんかも、2013年に上場後、これほどのサービスを持ってしても株価が振るわず、ブランドイメージが損なわれた企業のひとつでしょう。もしも上場していなければ…とも勘ぐってしまいます。
今年は、クラウドサービスのパイオニアでもある「Dropbox」も上場が噂されていますが、上場後でも、良かれ悪しかれ現状サービスは保ってもらいたいものです。
DropboxとTwitterは、今の社会ではなくてはならないサービスですから。
世の中のすべての情報は、twitter上にある。
↓新刊。UberとAirbnbはケタ違いの成功をこう手に入れた。