MacOS Mojaveにしたら起動が遅くなって、Apple史上最悪のハズレサポートに当たった話。
[2019.02.10追記]
OS10.14.3にアップデートしたら改善されました。以下はOSレベルでの不具合だったということが判明↓
- Mac OS10.14.3が神アップデートだった件。数ヶ月に及ぶ致命的欠陥から開放された。(2019.02.10)|まなぶろぐ。
表題の通り、Mac OS 10.14 Mojaveにしたら信じられないほど起動が遅くなりました。
High Sierraのときは30秒で起動していたのが、今は1分30秒〜2分かかるように(立ち上げるたびに違う(笑))。
4倍遅くなりました。
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内訳としては、今まで5秒で出ていたリンゴマークが、1分〜1分30秒かかるように。全てのネックはココ。
この案件でありがちな、「起動ディスクを選択していない」という初歩レベルの過ちはもちろん犯しておりません。
そして一番ビックリしたのは、
PRAMクリアも2回目のジャーンまで1分以上かかるということ(笑)。
これは初体験。かなりの重症。要するに、基盤類等のチェックに時間がかかりすぎじゃないか疑惑。
検証
まず現在の環境。
■iMac 27 Late 2012
■外付け1TBのSSDよりUSB3.0でブート
■内蔵HDDは使用せず(ちなみに内蔵HDDはHigh Sierra)。
■フォーマットは、双方ともAPFSフォーマット(外付けSSDはMojaveインストール時にAPFSに書き換えられた)。
検証①
SSDを抜いて、内蔵HDD(High Sierra)から起動。
→リンゴマークが出るまで5秒【正常】
まぁ、そりゃそうでしょう。昔の環境と変わらないので。ただ、HDDはここからが全て遅くて使い物にならない。
検証②
SSDを挿して、内蔵HDD(High Sierra)から起動。
→リンゴマークが出るまで20秒【ちょい遅】
SSDは挿しているだけなのに、この時点ですでにおかしいですね。
問題の切り分けとして、①で特に不具合がなかったことから、まずiMac自体のハード面の不具合はないだろうと判断。問題はこの「APFSフォーマットのSSDが挿さっているとき」ですね。
こうなると、このAPFSを疑ってしまいます。
検索をかけると、Appleのディスカッションで似たような症状で悩む方が結構いらっしゃいました(「同じ質問があります」に26件(笑))。
- macOS Mojave 起動時間が長い - Apple コミュニティ
この質問が7日前のものだったので、「Appleに似たような報告が来ていないか」ということと、「Mac OS 拡張ジャーナリングでMojaveは使えるのか」の2点を聞きたく、サポートに問い合わせ。
Apple史上最悪のハズレサポートに当たる
Macにお世話になって今年で27年。今まで幾度となく力になってくれ、何かある度に一緒に解決策を考えてくれたAppleのサポート。その親身なお付き合いぶりはこのブログでも幾度となく取り上げてきたが、今日だけは違っていた。
え?オレ間違えてSONYに電話した?(笑)
そのくらいのレベルのスペシャリスト(自称)に当たってしまった。Appleのサポートに怒りを覚えたのはかれこれ初めてだ。
「この通話の録音を全部聞き直せ。そして自分の対応の落ち度を学習しなさい」
怒鳴りつけた。
まず技術的知識が乏しい。オフィシャルのディスカッションレベルの情報すら把握していない。
が、しているしていないは時間差もあるのでこの際どうでも良い。何より、忙しいのか私生活で何かあったのか知らないけど、発言が忙しなく何を言ってるのかわからないことが頻発(←ここ、SONYと共通)。こちらが話そうとしているのに会話をかぶせてくる。しまいには誤解を招く曖昧な発言(言っていることと矛盾しているので突っ込んだら本人が失言でしたと認めた)。
だめだこりゃ。
聞いたら、Mac歴はたったの9年だという。ということはなんだ、レパードすら知らない人に今私はアドバイスを乞うていたのか。
「あなた、役職は何ですか?」
「スペシャリストです」
よく言えたものだ(笑)。
名乗れるなら少なくともアルバイトではなかろう。本人は社員だと主張していた(自称)。Appleマジかよ。。。
まぁここでアップルの批判をしてもしょうがないし、このケース、逆にアップルも気の毒だ。アップルに限ってないとは思っていたが、時価総額世界一位ともなると人手も足らなくなり、足らなくなるとこういう中途半端な人も湧いてきてしまうというのが世の常である。
そう、、、
人はカネのあるとこに集まる。
最も気の毒なのは、初心者がこういった人に当たってしまうと、言われるがまま露頭に迷ってなんの解決もしないだけ。ただこればかりはどうしようもない。
簡単に人に頼ってはいけないという教訓でもあり、これからの時代は自分で情報を整理する必要がある。頼って良いのは、高額なお金を与えている「V-VIP」クラスだけ。まぁこれも世の常。
人はカネで動いている。
きっと、安く使われているのだろう。
確かにこりゃキツイ(笑)。足らないんだな、ヒトが。
ということで、その経験の浅さもあり、間違いないなくこの人よりは私のほうが知識が上だと判断したため、別のスペシャリストかスキルの高い方に代わってもらうようお願いしたが、できないという。
どうすればよいのかと聞くと、改めて電話をいただければできるとのこと。
内部事情は詳しく知らないが、別のスペシャリストに同じ説明を最初からしなくても良いよう、今回の問い合わせ番号を控えて、再度電話をかけることで別のスペシャリストに繋いでもらった。
今回の件は、正直最初から、スペシャリストが解決できる案件だとは思っていなかった。
今年の3月にも似たような案件で報告していますし。
とにかく知りたかったのは、上に書いたように「Appleに似たような報告が上がっていないか」と「Mac OS 拡張ジャーナリングでMojaveは使えるのか」の2点です。
要するに、「Mac OS 拡張ジャーナリング」でMojaveを突っ込めるのであれば、今までどおり快適に使えるであろうと現段階で判断したからであり、試してみたかった。
前者は、特に報告は上がっていないということ。
後者は、未検証でなんとも言えないが、オフィシャルでは「macOS Mojave:Mac OS 拡張から APFS に変換されます」と上のようにハッキリ書いてあることから、Mojaveは、High Sierraと違ってMac OS 拡張ジャーナリング下では使えないであろうということ。
- Mac のディスクを消去する方法 - Apple サポート
と、二人目のスペシャリストは何の曇りもなくいつもの調子で親身に対応してくれた。最終的に、「Mac OS 拡張ジャーナリングで初期化して、Mojaveのインストール実験をしてみる」ということで落ち着いた。予想通り、結局以前と全く同じ結果です。
さらにこのスペシャリストは、「個人的に興味があるので、実験の結果を報告してくれませんか?」と内線番号を教えてくれた。いいね〜、これがアップルのスペシャリストですよ。もちろん喜んで協力しますよ。
さて、また初期化か(笑)。
毎回やってくれるもんな〜アップルも。
しかし嫌な情報も発見↓
macOS Mojaveでは、
High Sierraのように、APFS か、Mac OS拡張 かは選べなくなって、
自動的にAPFSになってしまう様です。- 外付けHDDに、macOS Mojaveインストール [MacBook Pro MD104J/A]|Mac おぼえがき Intel 編
そんな中、パーティションを切ってやればジャーナリングフォーマットも可という情報も。
う〜ん、でもMojave入れたら一緒ちゃうん?これは少し下調べが必要かな。
初期化→再インストールで完璧に同じ状態に戻すには12時間は覚悟しないといけないので、この時間をどこで捻出するかが目下の悩み。いけるという望みが50%を上回ればトライします。
そうでなければもう新しいiMac買います。
このiMacにはずいぶん負担をかけたからね。5年間で初期化回数は10回をゆうに超える。気づいたら、一年に一回どころか、半年に一回以上のペースで初期化している。
Windowsならまだしも、Macでこのペースは修理業者でもない限りまずいないだろう。おかげでさらなるスキルも身につき、リスクマネージメントにも輪をかけて気を配るようになった。一周回って感謝しています。ありがとう。
PCなんで、当然「アタリハズレ」はあります。まぁでも、間違いなくこれは、「当たり」は引いていないだろう(笑)。90年代を思い出しても、こんなに初期化を繰り返したMacは初めてだ。
昼と夜で代わる壁紙や、待ちに待ったダークモード。魅力的ではあるのですが、思わぬところでつまづいてしまいました。
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