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年間読書量を20冊以上にすると視界が変わる。社会人の平均は年何冊?

私の読書量は、現在概ね年20冊です。月にして1.5冊程度。

上位層の方からすれば年20冊というのは少ない数字ですが、社会人の「年平均5冊」からすれば、一応4倍の力を持てることになります。

※ちなみに国勢調査結果からすると、月ではなく「週1.5冊」だと、上位5%に入れるらしいです。上位層はだいたい「5日に1冊、年70冊」ペース。

ただこの辺の「平均」という数字は、年収なんかと同じで少々トリックじみており、ごく一部の猛者が値を跳ね上げている感も否めません。

こういう場合、「平均値」よりも「中央値」のほうが的確だったりします。

※中央値とは、下から数えてちょうど真ん中に位置する人の数字。

なぜなら実際は、「一冊も読まない」という社会人が全体の45%もいるのが事実だからです。

これで「社会人は平均5冊」と言われるのはどうでしょうか?ちょっと首をかしげませんか?

検算したわけではないですが、ざっくり「中央値」で考えるとぜいぜい年1冊がいいとこじゃないでしょうか。

 

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平均値の混乱でわかりやすい例を出してみると、例えば10人の中で、1人が100冊読み、残りの9人が0冊だとしましょう。

そうするとこの10人の「平均」は「10冊」となります(100冊÷10人)。

「平均10冊」なんて言われると、「だいたいみんな10冊くらいなんだな〜」という、そのまんまの印象を持ちますよね?

実際は、9人が全く読んでいないとしてもだ。

これが平均値の罠。

これを「中央値(下から5人目の数値)」で表示すると「0冊」になります。

この例の場合、どちらが核心をついているか、です。

この平均値と中央値は、年収なんかでもよく取り上げられる例で、現在の日本の平均年収は400数万円と言われていますが、中央値となると、350万円前後に落ちます。

これが何を意味するかはもうおわかりでしょう。人数としては、平均年収に届いていない人の方が多いということです。

何が言いたいかといえば、一概に「平均」と言っても、実際と違う印象づけをされてしまうことがあるので注意しましょうということ。使いようによっては「人を騙す」こともできるでしょう。

広告やチラシなんて、だいたいこの類で(笑)、ちゃんと詳細を調べて、良いか悪いかの判断は自分で下すことが大事になります。

↓昨年書いたこれなんかも超絶いい例ですね。

円からの預入れ外資定期預金「年10%」はどれくらいお得か?自腹で検証してみた。

 

なぜ読書量が少ないのか?

サラリーマンとフリーランスの両方を経験した自分の感想としては、サラリーマンは圧倒的に時間と余裕がありません。

いろんな見方があると思いますが、あえて悪い言い方をすれば、忙しければ忙しいほど企業に労働力だけを奪われている状態。だから、せっかく開放された時間を、勉強に使いたくない、という心理が働いてしまうと思うんですよね。言い方悪いですが、家畜状態です。

しかしそうさせてしまうのはそもそも企業が悪いわけであり、45%もの社会人が本を一冊も読まないというのは、それだけブラックな企業が世にはびこっているということかもしれません。

私が見てきたホワイトな企業は、就業時間内に読書時間を与えたり、福利厚生に学習を組み入れたり、余暇を多めにとって生活に余裕を持たせたりしています。良い仕事はこの余裕から生まれるという考え方。

社員が学習したくなるように仕向け、労働の評価を量から質に変えていくことで、結果として企業のためにもなることを知っているからですね。

タイムリーな話題でいうと、スシローGHDなんか、凄まじく良いですね↓

スシロー全店が2日間一斉休業 なぜ2月4日と5日にしたのか - ITmedia ビジネスオンライン

株価も特に昨年末からは新高値連発で絶好調です。

この辺の企業の見分け方としては、普段から上司がどのくらい勉強をしているかどうかを見るに尽きます。全くやっていない上司がいる会社は、色んな意味で危ないはずです。

なぜなら、そういう会社は情報が足りていないので時代の変化に即応できないからです。

 

いまだにスマホが使えない上司のいる会社に未来を感じますか?

 

「いつ何時も、時代の変化に抗った企業は、その全てが没落した」(ジェレミー・シーゲル)

 

プラズマテレビとカーナビで頑張っていたあの「パイオニア」も、昨年とうとう上場廃止になってしまいました。

↓関連記事です。

売れなくなったものは、どんな手を尽くしても売れない。ちょっと考えれば簡単なお話。

 

紙の本?電子書籍?

最近はもう電子書籍が相当な力を持ってきていて、紙と比べてそれぞれにメリット・デメリットがありますが、私の場合は、メリットが多い電子書籍が主力です。

電子書籍の一般化で、相当フットワークが軽くなりました。一瞬で買えるし、常に全てを持ち歩けます。マーカー部の呼び出しや、何より検索が効くというのが大きいですね。

よく、「書店に行けば、他の本も目に入って良い」という意見もありますが、果たしてそうでしょうか?

まずそもそも、目的の本を探すのに時間がかかって苦痛なのと、電子書籍の場合も、他の本は嫌というほど目に入ってきます。しかも、もっとターゲッティングされた他の本がリコメンドされて。

でも、サラッと読むのを目的として確実にリセールバリューがありそうなものは、最初から売るつもりであえて紙を買ったりします。

 

↑で、たまにこういうサイン本などのサプライズもあります(笑)。

要するに、「紙がいい?」「電子書籍がいい?」、など議論するのがそもそも陳腐だと思いますね。適材適所でパフォーマンスの良い方を選択していけばよいだけです。

 

↓最近、ラジオ日経でファンになった崔真淑(さいますみ)さんの本。とても読みやすいです。

 

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